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開放F0.9の明るい大口径標準レンズ「フォクトレンダー NOKTON 35mm F0.9 Aspherical X-mount」

コシナは、フォクトレンダーの大口径標準MFレンズ「NOKTON 35mm F0.9 Aspherical X-mount」を2023年8月に発売する。希望小売価格は247,500円 (税込)。

<2023.7.27> 発売日が2023年8月23日に決定。

NOKTON 35mm F0.9 Aspherical X-mount

 

富士フイルムXマウント用の「NOKTON 35mm F0.9 Aspherical X-mount」は、APS-Cサイズセンサー対応のMFレンズ。35mm判換算53mm相当の画角を持つ。「NOKTON (ノクトン)」とは、フォクトレンダーレンズの中でも開放F値がF1.5以下の大口径レンズに与えられる称号。ISO感度の低いフィルムが使われていた頃には、光量の少ない条件でも撮影できるレンズとして位置づけられていた。

レンズ構成は、GA (研削非球面) レンズ1枚と両面非球面レンズ1枚を含む8群10枚。最前部のレンズ第1面には、高屈折ガラスに対応したGAレンズを使用する。また、フローティング機構を採用し、大口径で優れた描写を持ちながら、実用性に優れたサイズを実現した。

NOKTON 35mm F0.9 Aspherical X-mount
CP+2023コシナブースで参考展示された「NOKTON 35mm F0.9 Aspherical X-mount」(撮影 : 柴田誠)

大きなボケ表現を活用できる本製品は、12枚羽根の虹彩絞りを搭載。1/3ステップのクリック付きの絞りは、絞りリングが絞り羽根の開閉に直結した機構を持つ。総金属製の鏡筒内でレンズが繰り出されるマニュアルフォーカスの操作感とともに、メカニズムをダイレクトに操作する手応えを味わえる。

マウント部には電子接点があり、「X-T5」「X-H2」「X-Pro3」など電気通信対応ボディでは、Exif情報、フォーカスチェック、撮影距離連動表示を使用可能。対応するカメラでは、ボディ内手ブレ補正やパララックス補正も連動する。

NOKTON 35mm F0.9 Aspherical X-mount
リバース取り付け可能なネジ込み式フードが付属

フォクトレンダー NOKTON 35mm F0.9 Aspherical X-mount 主な仕様

マウント 富士フイルムXマウント
フォーカス マニュアルフォーカス
焦点距離 35mm (35mm判換算 約53mm相当)
レンズ構成 8群10枚 (GAレンズ1枚、非球面レンズ1枚)
画角 43.8°
開放絞り F0.9
最小絞り F22
絞り羽根枚数 12枚
最短撮影距離 0.35m
最大撮影倍率 1:7.1
フィルター径 φ62mm
最大径×全長 φ72.7×64.9mm
重量 492g
付属品 金属製ネジ込み式フード

※電気通信対応カメラ、ボディ内手ブレ補正対応カメラは、コシナのWEBサイトで確認できる。