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ソニーのフルサイズミラーレス「α7C II」「α7CR」共通点と違いは? ハンズオンレポート

コンパクトになった第2世代の大口径広角ズームレンズ「FE 16-35mm F2.8 GM II」

第2世代のGマスターレンズ「FE 16-35mm F2.8 GM II」は、世界最小・最軽量を実現した大口径F2.8広角ズームレンズ。発売は2023年9月22日。価格はオープンで、市場推定価格は35万円前後 (税込)。

※AF対応のフルサイズ16-35mm F2.8広角ズームにおいて。2023年8月時点、ソニー調べ。

FE 16-35mm F2.8 GM II

 

従来モデルの「FE 16-35mm F2.8 GM」から、全長は約10.1mm短くなって111.5mmを実現。質量は約20%軽量化されて約547gになっている。AF/MF切り替えスイッチの位置が変わったほか、フォーカスホールドボタンが2か所に設けられ、絞りリングの誤操作を防ぐ「アイリスロックスイッチ」を搭載している。

FE 16-35mm F2.8 GM II
左が「FE 16-35mm F2.8 GM II」、右が「FE 16-35mm F2.8 GM」

 

第2世代のGマスターレンズ「FE 24-70mm F2.8 GM II」「FE 70-200mm F2.8 GM OSS II」と3本合わせると、総重量は約2,287g。I型の約3,046gよりも759g軽量化されている。「α1」が約737g (バッテリー、メモリーカードを含む) なので、カメラ1台分軽くなったと考えると、3本を揃えても移動や撮影時の負担が大幅に軽減されることになる。

FE 16-35mm F2.8 GM II
左から「FE 16-35mm F2.8 GM II」「FE 70-200mm F2.8 GM OSS II」「FE 24-70mm F2.8 GM II」

 

フィルター径は従来モデルと同じ82mmだが、フードは短くコンパクトになっている。

FE 16-35mm F2.8 GM II
左が「FE 16-35mm F2.8 GM II」、右が「FE 16-35mm F2.8 GM」

 

超高度非球面XA (extreme aspherical) レンズ3枚を含む計5枚の非球面レンズを採用し、さらなる高画質化を実現した。コーティングは「ナノARコーティングII」を施し、フレアやをゴーストを大幅に抑制して、コントラストが高くヌケの良いクリアな描写を実現する。レンズ構成は12群15枚、最短撮影距離はズーム全域で0.22m、絞り羽根は11枚となっている。

FE 16-35mm F2.8 GM II

 

XD (extreme dynamic) リニアモーターや最新の絞りユニットを採用して、動画撮影中の操作音や振動を抑制。また、フォーカスブリージングやズーム操作に伴う軸ずれ、フォーカスシフトも抑えられており、動画撮影時も優れた性能を発揮する。

FE 16-35mm F2.8 GM II

 

絞りリングは、クリックのON/OFF切り換えができる。

FE 16-35mm F2.8 GM II

■SONY FE 16-35mm F2.8 GM II 主な仕様

型名 SEL1635GM2
マウント ソニーEマウント
焦点距離 16〜35mm (APS-Cカメラ装着時の35mm判換算 24〜52.5mm相当)
開放絞り F2.8
最小絞り F22
レンズ構成 12群15枚
画角 107°〜63° (APS-Cカメラ装着時は83°〜44°)
絞り羽根 11枚 (円形絞り)
最短撮影距離 0.22m
最大撮影倍率 0.32倍
フィルター径 φ82mm
最大径×長さ φ87.8×111.5mm
質量 約547g
付属品 フード ALC-SH177、レンズフロントキャップ ALC-F82S、レンズリアキャップ ALC-R1EM、ソフトケース

 

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