富士フイルムが、Xシリーズ7機種「X-H2S」「X-H2」「X-T5」「X-T4」「X-T3」「X-S20」「X-S10」の最新ファームウェアを2024年1月22日に公開した。
変更内容は以下のとおり。
FUJIFILM X-H2S ファームウェア Ver.5.10
FUJIFILM X-H2 ファームウェア Ver.3.10
- 動画モードの「タイムコード設定」に「タイムコード同期設定」を追加。外部機器とタイムコードを同期できる。
- これにより、ATOMOS社のAirGluアクセサリー (UltraSync BLUE) とのBluetooth経由での接続が可能。また、UltraSync BLUEからタイムコードを取得することで、最大6台のカメラとタイムコード同期が可能となる。
- ファイルトランスミッター「FT-XH」との組み合わせにおいて、リモート録画機能の接続方法や表示機能を改善。
- リモート録画機能を使用する際、カメラに表示されるQRコードをタブレットのカメラアプリで読み込むことでMACアドレスやIPアドレスが自動取得され、簡単に接続設定が行える。
- リモート録画機能に「マルチ」ボタンを追加。ボタンを押すと画面表示が4分割され、複数のカメラのライブビューを同時に確認できる。
- リモート録画機能のメニューに「クリーン表示モード」を追加。「クリーン表示モード」を選択するとライブビューのみ表示する。
- カメラとスマートフォンをBluetoothで接続した際、カメラの表示画面にスマートフォンアイコンとBluetoothアイコンを表示。
- 「XF16-55mmF2.8 R LM WR」(Ver.1.30以降) との組み合わせにおいて、絞り制御のパラメーターを最適化し、ズーム操作中の露出追従性を向上。
- その他軽微な不具合を修正。
FUJIFILM X-T5 ファームウェア Ver.2.10
- 「XF16-55mmF2.8 R LM WR」(Ver.1.30以降) との組み合わせにおいて、絞り制御のパラメーターを最適化し、ズーム操作中の露出追従性を向上。
- タッチパネル操作でフォーカスポイントをロックして撮影した場合、まれにLCDモニターのスルー画表示に白い横スジが発生する現象を修正。
- 以下の設定条件でクリップオンフラッシュを装着して撮影した場合、フラッシュのLEDキャッチライトが点灯状態になる現象を修正。
- シャッター方式 : ES電子シャッター
- ドライブ設定 : CH高速連写、またはCL定速連写
- LEDライト設定 : キャッチライト
- クリップオンフラッシュ「EF-60」を装着し、ES電子先幕シャッターで撮影した場合、シャッター速度との組み合わせによっては正しく同調しない現象を修正。
- その他軽微な不具合を修正。
FUJIFILM X-T4 ファームウェア Ver.2.10
- 「XF16-55mmF2.8 R LM WR」(Ver.1.30以降) との組み合わせにおいて、絞り制御のパラメーターを最適化し、ズーム操作中の露出追従性を向上。
- その他軽微な不具合を修正。
FUJIFILM X-T3 ファームウェア Ver.5.10
- 「XF16-55mmF2.8 R LM WR」(Ver.1.30以降) との組み合わせにおいて、絞り制御のパラメーターを最適化し、ズーム操作中の露出追従性を向上。
- 以下の設定条件で撮影した場合、まれに画像の色調が異常になる現象を修正。
- シャッター方式 : ES電子シャッター
- ドライブ設定 : CH高速連写
- フォーカス設定 : レリーズ優先、もしくはMF
- シャッタースピード : 1/2.5、1/5、1/6
- その他軽微な不具合を修正。
FUJIFILM X-S20 ファームウェア Ver1.20
FUJIFILM X-S10 ファームウェア Ver.3.10
- 「XF16-55mmF2.8 R LM WR」(Ver.1.30以降) との組み合わせにおいて、絞り制御のパラメーターを最適化し、ズーム操作中の露出追従性を向上。
- その他軽微な不具合を修正。
今回のファームアップに伴い、交換レンズ「XF16-55mmF2.8 R LM WR」のファームウェアVer.1.30、ファイルトランスミッター「FT-XH」のファームウェアVer.2.10も公開された。各ファームウェアのダウンロードは富士フイルムのWEBサイトから。
https://fujifilm-x.com/ja-jp/global-news/2024/0122_4236768/