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ソニーとQDレーザが網膜投影カメラキットを全国の盲学校などへ寄贈

ソニーとQDレーザが、全国の盲学校と視覚障がい者施設・団体に約200台の網膜投影カメラキット「DSC-HX99 RNV kit」を寄贈しました。

ソニー 網膜投影カメラキット
東京都立八王子盲学校で行われた寄贈式にて

 

網膜投影カメラキット「DSC-HX99 RNV kit」は、ソニーのコンパクトデジタルカメラ「Cyber-shot DSC-HX99」と、QDレーザのレーザ網膜投影技術を応用したビューファインダー「RETISSA NEOVIEWER (レティッサ ネオビューワ)」を組み合わせた製品。目のピント調節能力に影響を受けにくいレーザ網膜投影方式を利用し、カメラが捉える被写体を網膜に直接投影することで、ファインダーやモニター画面の映像が見えづらい人でも写真や動画を撮影できます。

ソニー 網膜投影カメラキット
東京都立八王子盲学校で行われた寄贈式にて

 

今回の寄贈は、ロービジョン者に撮影の喜びを感じてもらい、クリエイティビティを発揮する機会を提供するために実施されたもの。全国盲学校長会と日本盲人社会福祉施設協議会を通じて、ソニーとQDレーザからの寄贈の申し出に賛同した全国の盲学校と視覚障がい者施設・団体に、約200台の「DSC-HX99 RNV kit」が贈られました。

ソニー 網膜投影カメラキット
東京都立八王子盲学校で行われた寄贈式にて

 

2024年4月24日には東京都立八王子盲学校で寄贈式が実施され、児童や生徒たちが「DSC-HX99 RNV kit」を使って撮影を楽しみました。

ソニー 網膜投影カメラキット
東京都立八王子盲学校で行われた寄贈式にて

 

2024年5月10日〜16日にはソニーイメージングギャラリーで、ロービジョンの皆さんが「DSC-HX99 RNV kit」を使って撮影した写真展も開催されます。ソニーとQDレーザは、ロービジョン者に向けたこれらの取り組みにより、写真・動画撮影を通じた社会・文化活動への参加を促すことで、誰もが自分らしく感動を分かち合える世界を目指すとのことです。

 

※ロービジョンとは?
何らかの原因により視覚に障がいがあり、メガネやコンタクトレンズを装着しても「見えにくい」「まぶしい」「見える範囲が狭くて歩きにくい」など、日常生活での不自由さをきたしている状態。その人口は世界に2億5千万人、日本国内では145万人と推定されています。