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6680万画素に超高画素化したフルサイズミラーレスカメラ「ソニー α7R VI」で撮ってみた

ソニーは、フルサイズミラーレスカメラ「α7R VI」を2026年6月5日に発売します。価格はオープンで、市場想定価格は740,000円前後 (税込)。

α7R VI + FE 28-70mm F2 GM
FE 28-70mm F2 GM 装着時

 

高画質を支えるデバイスが刷新。有効約6680万画素に高画素化され、「α7 V」にも採用されているAI処理機能を内蔵した新世代の画像処理エンジンを搭載。描写力と機動力をさらに進化させています。

α7R VI + FE 28-70mm F2 GM
FE 28-70mm F2 GM 装着時

■最高約30コマ/秒のブラックアウトフリー連写が可能

映像素子は、従来機種「α7R V」の約6100万画素 裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」から、新開発の約6680万画素 積層型CMOSセンサー「Exmor RS」へと進化。高解像の画像を高速で読み出し、AF/AE追随で最高約30コマ/秒のブラックアウトフリー連写 (電子シャッター使用時) が可能です。「プリ撮影」「連写速度ブースト」にも対応します。なお、「α1 II」で採用されている「アンチディストーションシャッター」は搭載していません。

α7R VI
左が「α7R VI」、右が「α7R V」

■広いダイナミックレンジ

画像処理エンジンは、AIプロセッシングユニットの性能を統合した「BIONZ XR2」となり、「Exmor RS」との組み合わせにより、最大約16ストップの広いダイナミックレンジを実現。シャドーからハイライトまでの豊かな階調表現と、最適化されたノイズ低減による滑らかな階調表現が得られます。

α7R VI
作例 (レンズは FE 24-70mm F2.8 GM II)

■オートホワイトバランスの色再現性が向上

「α7 V」と同様、光源の色を推定する処理にディープラーニング技術を採用。オートホワイトバランスの色再現性が向上しています。カメラの前面に搭載された「可視光+IRセンサー」が、日陰と屋内など光源差の大きいシーンでも変化を捉え、安定したAWBに寄与しています。

α7R VI
AF補助光LED (マウント部の左上) の右隣にあるのが「可視光+IRセンサー」

■「Imaging Edge Desktop」との組み合わせでより高画質に

「Imaging Edge Desktop」を使って、より高画質な作品制作が可能な「コンポジットRAW撮影」も進化。4枚または16枚の複数枚で合成する「ピクセルシフトマルチ撮影」は、最大約2億6580万画素相当の超高解像度画像を生み出します。4枚〜32枚の画像からノイズを低減した画像を生成する「ノイズ低減用撮影設定」や「HDR用撮影設定」も新たに追加されました。また、「Imaging Edge Desktop」に搭載された「エクステンデッドRAW処理対応」処理に対応しています。

■最大8.5段の手ブレ補正

高解像でもブレを抑えた撮影ができるよう、手ブレ補正もより協力に。最大で中央8.5段 / 周辺7.0段を実現しています。

■AF性能

最大759点の位相差AFは、カバー率約94%を誇ります。より高精度に被写体を認識し追随するオートフォーカスシステム「リアルタイム認識AF+」では、人物の認識能力が大幅にアップ。複数の人物がフレーム内にいるときに、狙った人物をより安定して認識し続けます。また、従来機種と比較して遠くの小さな被写体の顔や瞳を認識できるようになりました。暗所でも正確なAFが得られるようになっており、F2.0レンズ使用時は−5.0EVまでの高精度なAFを実現します。

※AF-S ISO100相当。

フォーカスエリアスポットの設定も、従来のL / M / Sに「XL」と「XS」が追加されました。前述した最高約30コマ/秒のブラックフリー連写と組み合わせて、素早い動体の撮影でも決定的な瞬間を高解像の画像で残すことができます。

α7R VI
作例 (レンズは FE 24mm F1.4 GM)

■動画性能

動画撮影機能では、フルサイズ画角で8K30Pと4K60Pに加え、4K120P (4K動画画角優先 [入] の場合) の撮影が可能になりました。また、新たに「デュアルゲイン撮影」機能を搭載。ノイズを抑え、シャドー部のディテールを残しながら滑らかな階調を実現します。

手ブレ補正アルゴリズムでの光学的な補正に加え、「アクティブモード」の補正能力が向上し、4K120Pでの撮影に対応。さらに「α1 II」「α7 V」にも採用されている「ダイナミックアクティブモード」を搭載し、動画時の手ブレ補正をより強化しています。

α7R VI

■操作性

約944万ドットの電子ビューファインダーは新開発。従来機種から3倍明るくなり、DCI-P3相当の高色域にも対応して見やすくなっています。従来機種で好評だった4軸マルチアングル液晶モニターは健在。新たに縦表示にも対応しました。

α7R VI

 

防塵・防滴に配慮した設計のマグネシウムボディを採用。4K60P、8K30P撮影で約120分の撮影が可能な放熱設計が施されています。撮影状態の確認が可能なタリーランプや、暗い場所で点灯させることでスムーズな操作を可能にするイルミネーション付き背面操作ボタンが新たに設置されました。

α7R VI
イルミネーション付き背面操作ボタンのイメージ
α7R VI
俯瞰で軍艦部を見たところ。左が「α7R VI」、右が「α7R V」。RECボタンの右斜め下にあるボタンでイルミネーションのオン/オフを切り替えることができます。

■バッテリーを大容量化

ソニーユーザーにとっての大きな変化点として、バッテリーを従来の「NP-FZ100」に比べて容量が約130%にアップした「NP-AS100」へ変更。そのため、ボディの厚みなどにも微妙な変化が見られます。

α7R VI
「NP-AS100」(右) と、別売りのバッテリーチャージャー「BC-SAD1」(希望小売価格 税込20,350円)。「BC-SAD1」はUSBPD対応で、「NP-SA100」2個を同時に急速充電できます。2026年6月5日発売。
α7R VI
底面からバッテリースペースを比較。左が「α7R V」、右が「α7R VI」。

さっそく実写!

α7R VI

2026年5月14日に開催されたプレス向けの新商品体験会で、実際に撮影してみました。

α7R VI
FE 50-150mm F2 GM」で撮影。リボンダンスのダンサー撮影を体験しました。ダンサーが激しく動く中、リボンがダンサーの顔を横切っても、奥の瞳にしっかりとAFがきています。リボンが完全に瞳を遮っても、素早い復帰速度でまた捉えてくれました。
α7R VI
FE 24-70mm F2.8 GM II」で撮影。オレンジの繊維までくっきりと描き出す高解像。

矢印

α7R VI
部分拡大

アクセサリー

縦位置グリップ「VG-C6」(希望小売価格 税込62,700円)、XLRアダプター「XLR-A4」(希望小売価格 税込99,550円) も2026年6月5日発売。DCカプラー「DC-C2」(希望小売価格 税込19,250円)、シューオーディオ延長ケーブル「VMC-SA1」(希望小売価格 税込18,150円) が2026年6月19日発売となります。

α7R VI
縦位置グリップ「VG-C6」装着イメージ

SONY α7R VI 主な仕様

型名 ILCE-7RM6
マウント ソニーEマウント
有効画素数 約6680万画素
撮像素子 35mmフルサイズ (35.9×24.0mm) Exmor RS CMOSセンサー
ISO感度 ISO100〜32000 (拡張 : 下限 ISO50、上限 ISO102400)
シャッター速度 1/8000〜30秒、バルブ
ファインダー 0.64型 9,437,184ドット Quad XGA OLED 電子ビューファインダー (約0.90倍)
画像モニター 3.2型 2,095,104ドット TFT液晶モニター (4軸マルチアングル / タッチパネル)
記録媒体 SD/SDHC/SDXCメモリーカード (UHS-I/II対応)、CFexpress Type Aカード
外寸 (幅×高さ×奥行き) 約132.7×96.9×82.9mm
質量 約622g (本体のみ)、約713g (バッテリー、メモリーカードを含む)