逝去から1年、風景写真の巨匠・竹内敏信 一周忌写真展「紲」開催

竹内敏信記念財団は、東京・目白にある竹内敏信記念館・TAギャラリーで竹内敏信 一周忌写真展「紲」を開く。会期は2023年2月6日から3月25日。

竹内敏信 一周忌写真展「紲」
竹内敏信さん

2022年2月27日、竹内敏信さんが逝去した。本展は竹内さんの作品を中心に、竹内敏信記念財団で理事や評議員を務める写真家12名が出品する。

竹内さんの作品は、これまであまり展示されることがなかったヨーロッパで撮影したものから約20点を選ぶ。30年来、北欧からエーゲ海までを訪れ、四季折々の風景や人々の営みを記録してきた。

そのほか古市智之さん、福田健太郎さん、清水重蔵さん、神吉猛さんらが1〜2点を展示する予定。

■出展写真家

竹内敏信、神吉 猛、清水重蔵、佐藤仁重、工藤正志、古市智之、工藤智道、井村 淳、福田健太郎、服部孝規、吉住志穂、中津原勇気、中村 翔

竹内敏信 一周忌写真展「紲」

会期 2023年2月6日 (月) 〜3月25日 (土)
会場 竹内敏信記念館 TAギャラリー
住所 東京都新宿区下落合3-20-4 竹内敏信記念館3F
時間 11:00〜18:00 (最終日は14:00まで、入館は閉館30分前まで)
休館日 日曜・祝日
入場料 無料
問い合わせ 竹内敏信記念館 (TEL 03-3953-0431)

 

 

竹内敏信

竹内敏信 (Toshinobu Takeuchi)

1943年、愛知県生まれ。名城大学理工学部を卒業し、愛知県職員となる。勤務の傍らグラフ雑誌にルポルタージュを発表。1972年に写真家として独立。1985年に『天地聲聞』を発表し、風景写真家の道へと進む。2004年に写真集『天地』で日本写真協会賞年度賞、2008年に第六回藤本四八写真文化賞を受賞。日本写真芸術専門学校校長、一般財団法人 竹内敏信記念財団名誉理事を歴任した。2022年2月27日、永眠。公益社団法人 日本写真家協会名誉会員、一般社団法人 日本自然科学写真協会名誉会員。

 

〈文〉市井康延