写真展「もう一度、植田正治 -発掘されたカラー作品とオリジナルプリントから、植田正治を再発見する-」が、2026年7月1日より開催されます。

日本を代表する写真家の一人である植田正治氏は、アマチュア精神を生涯貫き、生まれ育った鳥取を拠点にシャッターを切り続けました。本展は、新宿 北村写真機店の6周年記念イベント「Connect」の一環として、カラーとモノクロという2つの側面から植田作品の魅力に迫ります。
カラー作品は、先ごろ生家から発見された未公開作も含めて展示。松尾芭蕉の俳句「おくの細道」をテーマに東北と北陸で撮影したシリーズのオリジナルプリントや、鳥取砂丘を舞台に撮影した写真など、これまで広く公開されてこなかった貴重な作品が並びます。
モノクロ作品は、代表作の「砂丘シリーズ」、自身の家族を撮影した「パパとママとコドモたち」などを展示。“植田調” と称される独自の作風で表現された名だたる作品群を、オリジナルプリントで堪能できます。

さらに、愛用していた撮影機材や、作品制作の際に作成した絵コンテなども展示されます。プリント作品と、それを生み出す過程で使用された道具を通して、植田氏の世界観に没入できる写真展です。
2026年5月にカメラのキタムラ大阪/なんばCITY店で開催された植田氏の写真展は、同店のイベント史上、最大の動員数を記録しました。本展では、大阪展で特に好評だったオリジナルプリントの作品数を増やして構成します。オリジナルプリントを含む一部作品は、購入も可能です。
もう一度、植田正治 -発掘されたカラー作品とオリジナルプリントから、植田正治を再発見する-
会期 2026年7月1日 (水) 〜31日 (金)
会場 新宿 北村写真機店 B1F ベースメントギャラリー
住所 東京都新宿区新宿3-26-14
時間 10:00〜19:00
休館日 会期中無休
入場料 無料
問い合わせ 新宿 北村写真機店 (TEL 03-5361-8300)
植田正治 (Shoji Ueda)
1913年、現在の鳥取県境港市に生まれる。幼少の頃から “写真道楽” と呼ばれるほど写真にのめり込む。鳥取県立米子中学校卒業後、米子写友会に入会。その後上京し、オリエンタル写真学校へ入学。卒業後は故郷へ戻り、営業写真館を開業。戦前から演出写真で注目を集め、戦後は砂浜や砂丘に人物を配置した独自の作品で高い評価を得る。1954年に二科賞を受賞し、1958年にはエドワード・スタイケンの企画によりニューヨーク近代美術館の展覧会に出品され、国際的にも知られるようになった。その後も写真集『童暦』や『小さい伝記』などで活躍し、「植田調」と呼ばれる独自の作風を確立。一貫して故郷から離れずに鳥取にて活動を続け、晩年まで国内外で高く評価された。2000年、逝去。
→ 植田正治写真美術館