写真家・田沼武能の代表作80点を展示 追悼写真展「日本の子ども世界の子ども」開催

写真家・田沼武能さんの追悼写真展「日本の子ども世界の子ども」が2022年12月10日まで開催される。

本展では、田沼さんのライフワークの一つであった子どもの写真を本展では、田沼さんのライフワークの一つであった子どもの写真を、約160㎡の広いギャラリーで展示。終戦後の東京から始まり、1960年代より世界120か国を超える国々で撮影された子どもたちの写真の中から、選りすぐりの代表作80点を展示し、田沼さんの70年を超える写真家としての軌跡をたどる。

田沼さんは、長きにわたって写真家として第一線で活躍するだけでなく日本写真家協会会長や、全日本写真連盟会長、日本写真著作権協会会長など、写真界の要職を歴任。2019年には写真家として初めてとなる文化勲章を受章するなど、2022年6月に亡くなるまで、まさに日本の写真界を代表する存在だった。

田沼武能 追悼写真展「日本の子ども世界の子ども」

会期 2022年11月4日(金)〜12月10日(土)
休館日 日曜・祝日
時間 10:00〜19:00
料金 無料
会場 東京工芸大学中野キャンパス6号館 ギャラリー6B01
住所 東京都中野区弥生町1-10 地下1階
主催 東京工芸大学
企画 写大ギャラリー運営委員会

田沼武能 (Takeyoshi Tanuma) プロフィール


1929年、東京・浅草生まれ。1949年にサン・ニュース・フォトスに入社後、木村伊兵衛氏に師事。ライフワークとして世界の子どもたち、人間のドラマ、武蔵野や文士・芸術家の肖像を撮り続けた。1995年から2015年まで公益社団法人 日本写真家協会 (JPS) 会長を務めたほか、一般社団法人 日本写真著作権協会会長、日本写真保存センター代表、東京工芸大学芸術学部写真学科名誉教授なども歴任。2019年には写真家として初めて文化勲章を受章した。