特集

新世代の望遠ズーム「EF70-200mm F4L IS II USM」で陸上選手たちの “挑戦” に迫った

奥井カメラマンの撮影スタイル

 

① 奥井カメラマンのカメラ設定はコレだ!

「M-Fn」ボタンで3つのカスタム登録を切り替えながら撮影


露出モードはマニュアルが鉄則。例えば、直射日光が当たっている選手を写し、すぐに競技場の影部分の競技を撮らなければならないケースも多々ある。そこで活用しているのがカスタム撮影モード。C1にISOオートの高汎用性モード、C2がピクチャースタイル「モノクロ」モード、C3を完全手動設定モードとし、その都度切り替える。

親指AFは使わない


親指AFの有効性は承知しているが、サブダイヤルによる測距点選択を迅速に行ないたいため、レリーズボタン半押しAF 作動に設定。同時にAF-ONボタンに「AEロック・AF停止」を割り当て。AIサーボAF中でもワンショット的なAF作動を可能にしている。また、「1点AF」「領域拡大(上下左右と周囲)」「ゾーンAF」を使い分ける。

② 経験が生み出したウエストバッグ活用法

シンクタンクフォトのプロスピードベルトとレンズチェンジャー(着脱式ポーチ)類を活用し、EF35mm F1.4L II USMやEF85mm F1.4L IS USMなどを携行。自分なりにポーチ類をアレンジしている。

ポーチを組み合わせてウエストバッグに!

③ 前を向ければすぐに400mmで撮影できる


スポーツフォトグラファーにとって、なくてはならないEF400mm F2.8L IS II USM。陸上競技の撮影でも使用頻度はきわめて高い。その総合性能には十分に満足している。

④ 色分けされたスケジュール表


やや大きめのIDケースに入れた進行スケジュール表。「撮りたい競技」「依頼仕事で撮影マストな競技」「可能なら撮るもの」と優先順位をつけ、色鉛筆などで色分けしている。

⑤ トレードマークの短パン


よほど寒くない限り、短パンがトレードマーク。背景処理のため、ローポジションで撮るケースが多く、長ズボンだと膝が生地に擦れて気になったり、座りづらいので愛用している。

 

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