機材レポート

【ニコン歴代カメラ】ニコンS3 –大型プリズムの採用で35ミリが追加

ニコンS2の一部からS3までに対応

ニコンSシリーズのモータードライブ

ニコンSシリーズのアクセサリーの中で、最も特徴的なのはモータードライブであろう。開発はニコンS2の時代に始まり、ごく少数のモータードライブ対応機がS2Eとして世に出された。そして次のSPから標準の機能としてモータードライブ用のカップリングが組み込まれるようになった。これは一眼レフのニコンFに引き継がれ、報道写真やスポーツ写真などで活躍するようになった。

 

モータードライブ S36

Sシリーズのニコンの交換裏蓋の形で装着して電動の巻き上げ機能を実現する。電池ケースは別でケーブルで接続して使用。電池ケースは単3用と単2用があった。

 

モータードライブ S250

長尺のフィルムを専用マガジンに装填して250枚の撮影ができる。後に一眼レフ用としてこのような長尺のモータードライブを用意するのが一般的となったが、実はSシリーズの時代から存在していたのだ。ただ生産数量は非常に少なかったようで、試作のみに終わったとの説もある。

 

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