価格と性能のバランスが取れて大人気となったドローン「Mavic Pro」の後継機が発売された。「Mavic 2 Pro」と「Mavic 2 Zoom」、2タイプの機体は何が違うのか、実際に飛ばして調べてみた。
② Mavic 2 Zoom編はこちら→ https://getnavi.jp/capa/report/281398/
③ 結論編はこちら→ https://getnavi.jp/capa/report/281427/
1型ハッセルブラッドカメラ搭載の高画質機 DJI Mavic 2 Pro
Mavic 2 Proのカメラは1型2000万画素CMOSセンサー。レンズはフルサイズ判換算28mm相当の単焦点レンズだ。先代MavicProシリーズは1/2.3型のCMOSセンサーだったので、その写りは大きく進化。4K動画撮影に対応する。ハイパーラプスや自動追尾と障害物検知機能を組み合わせたアクティブトラック2.0など多彩なインテリジェント撮影機能も搭載している。
参考価格 213,400円
[センサー]有効2000万画素1型CMOS [レンズ]28mm相当 [絞り]F2.8〜F11 [ISO感度]動画ISO100~6400、静止画ISO100~12800(マニュアル) [シャッター速度]電子シャッター 8~1/8000秒 [静止画サイズ]5472×3648 [動画] 4K 3840×2160 24/25/30p [機体重量]907g [サイズ]収納時214×91×84mm、展開時322×242×84mm [対角寸法]354mm
■ハッセルブラッドカメラ搭載
Mavic 2 ProのカメラにはDJIが傘下に収めたハッセルブラッド社のロゴが。これは同社が独自に開発した「Hasselblad Natural Color Solution」技術の搭載の証で、より色彩の細部まで忠実に再現する。レンズはフルサイズ判換算28mm相当。
■1型CMOSセンサーを搭載
上位モデルPhantom 4 Proシリーズに匹敵する、ソニー製2000万画素1型CMOSセンサーを搭載。面積にして1/2.3インチセンサーの約4倍で、階調再現性や高感度特性、解像感などが飛躍的に向上している。
■上位のPhantom 4を超えた描写
畑の中に鎮座するかつての峠のシェルパ、EF63。サビの浮くボロボロの車体が朝陽を浴びる光景をMavic 2 Proで狙った。1型2000万画素のカメラを懸架する同機は、まさに空飛ぶハイエンドカメラだ。
Mavic 2 Pro 絞り優先AE F5.6 1/160秒 ISO100 WB:オート
■アームをたたんでコンパクトに収納
4本あるアームを開くと上位機Pantom 4シリーズとさほど大きさは変わらないが、アームを閉じると驚くほどコンパクトになる。ちなみに閉じた状態の大きさは開放絞りF4クラスの70~200mmレンズほどだ。カメラバッグにちょっとしたスペースがあれば収納することができる。プロペラも折り畳み式。
左:収納時 右:展開時
写真・解説/大浦タケシ
モデル/日下部美愛(アイ・エヌ・ジー)