10コマ/秒の高速連写でピントを外さない
AF性能は、OM-D E-M1Xのインテリジェント被写体認識AF機能(鉄道モード)を使い、列車を撮影して確認した。AFモードはコンティニュアスAF(C-AF)。時速約80kmでカーブを曲がってくる快速列車を10コマ/秒で連写した。3本の列車を連写したが、いずれも途中で被写体を見失うことはなく、すべてピントは良好であった。他のシーンでも、AFの速度と精度、いずれも満足できるものであった。
オリンパス OM-D E-M1X M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3 シャッター優先オート 1/1000秒 F7.1 −0.7補正 ISO640 WB:5300K
▲時速約80kmで向かってくる快速列車をOM-D E-M1Xのインテリジェント被写体認識AF(鉄道モード)で連写した20枚。写真は10コマ/秒で連写したものから、5コマ/秒相当になるように1枚とばしでセレクトした。焦点距離は124mm(248mm相当)。
圧縮効果を狙った超望遠撮影にも瞬時に対応できる
長い直線区間。間にいくつも踏切があり、遠ざかる電車の手前を、横断する人の姿が面白く、テレ端200mm(400mm相当)で捉えた。電車と人物、離れている複数の被写体間の距離感が短く感じられる圧縮効果を生かした表現になった。広角域から超望遠域までズームリングの操作だけで出会った被写体に様々なアプローチができるのも、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3のメリットだ。
オリンパス OM-D E-M1 MarkⅡ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3 絞り優先オート F8 1/320秒 −0.7補正 ISO200 WB:オート
カメラボディの手ブレ補正で低速シャッターもOK
石仏の脇を流れ落ちる水流を1/8秒のスローシャッターで撮影。焦点距離は80mm(160mm相当)。OM-D E-M1 MarkⅡのボディ内手ブレ補正の効果で手持ち撮影でもブレずに撮れた。ただし、これ以上焦点距離を伸ばしたり、シャッター速度を落としたりすると、手ブレを抑えきれない場面もあった。
オリンパス OM-D E-M1 MarkⅡ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3 絞り優先オート F7.1 1/8秒 −1補正 ISO320 WB:オート