機材レポート

圧倒的な解像力とボケ味! 超広角12mmからの大口径ズームレンズ「FE 12-24mm F2.8 GM」を実写

画質性能にこだわったGMシリーズに、超広角12~24mmズームが登場。強烈な遠近感とシャープな描写でダイナミックな表現が楽しめる「FE 12-24mm F2.8 GM」を持って、都内の夜景を撮り歩いた。

ソニー α7R IV + FE 12-24mm F2.8 GM

遠近感を生かしたダイナミックな描写ができる

ソニーFEレンズに全域F2.8、12mmスタートの超広角ズームが登場した。私は望遠レンズよりも広角レンズを使うことが多い。何故なら超広角になればなるほど近くの被写体は大きく、遠くの被写体は小さく写り、遠近感を生かしたダイナミックな絵作りができるからだ。ただし、超広角レンズで撮影するときは、足や三脚が写り込んだり、順光撮影では自分の影が映ってしまうこともあるので注意しよう。

 

12mmのパースを生かしストリートを印象的に

超広角レンズは一般的なレンズと違い、立体的にダイナミックな描写ができるのが特徴だ。12mmともなると、どこまで構図に収めるかは難しいが、絞り込んで煽って撮るといつものストリートが印象的な作品になる。

FE 12-24mm F2.8 GM 作例
ソニー α7R IV FE 12-24mm F2.8 GM 絞りF8 1/6秒 ISO100 WB : オート

 

光の効果でドラマチックに描き出す

超広角レンズの楽しみ方と言えば、狭い空間で撮影してもすごく広く写ったり、ビルの合間から空を見上げて絞り込んで撮影するとダイナミックな表現ができること。また、このとき太陽を入れて撮影すると、このレンズの特徴であるクリアな描写や、ゴーストやフレアに強いレンズであることがすぐにわかるはずだ。通常の超広角レンズでは、強い光が直接レンズに入ると光のコントロールが難しく、光芒が均一に描写されなかったり、ゴーストやフレアが出てしまうことが多い。

このレンズはドラマチックな状況ほど、作者が求めている描写をそのまま再現してくれる一本だと感じた。

 

バツグンの解像感とシャープ性能で夜景を描く

新型レンズの性能を見極めるには夜景撮影が最適。強弱がハッキリとした光源など、レンズに入ってくるさまざまな光のバランスを見ることができる。GMレンズの強みでもある解像感とシャープ性能も高く、12mmの遠近感が高画質に楽しめる。

FE 12-24mm F2.8 GM 作例
ソニー α7R IV FE 12-24mm F2.8 GM 絞りF5.6 1/4秒 ISO6400 WB : マニュアル

 

GMレンズにふさわしい光学性能を追求

αレンズ史上最大径の超高度非球面XAレンズを含むXA レンズ3枚と非球面レンズ1枚を組み合わせ、諸収差を徹底的に抑制し、高い解像性能と輪線ボケを抑えた美しいボケ味を両立している。

ソニー FE 12-24mm F2.8 GM レンズ構成図
 

カスタマイズできるフォーカスホールドボタン

フォーカスホールドボタンには、よく使う機能を割り当てて使用できる。私はAFのON/OFFを割り当てたり、人物撮影では顔認識、瞳AFの機能を割り当てて使っている。

ソニー FE 12-24mm F2.8 GM
 

シートタイプのフィルターを装着可能

市販のシートタイプのフィルターを装着するためのリアフィルターホルダーを搭載。フィルターを切り抜く際に役立つフィルターテンプレートが付属する。

ソニー FE 12-24mm F2.8 GM
 

ソニー FE 12-24mm F2.8 GM 主な仕様

FE 12-24mm F2.8 GM

発売日 2020年8月7日
希望小売価格 380,920円 (税別)
型名 SEL1224GM
マウント ソニーEマウント
焦点距離 12〜24mm (APS-Cサイズのデジタルカメラ装着時は35mm判換算18〜36mm相当)
レンズ構成 14群17枚
絞り羽根枚数 9枚 (円形絞り)
開放絞り F2.8
最短撮影距離 0.28m
最大撮影倍率 0.14倍
フィルター リアフィルターホルダー搭載
サイズ (最大径×長さ) φ97.6×137mm
質量 約847g
付属品 レンズフロントキャップ、レンズリヤキャップ、ソフトキャリングケース、フィルターテンプレート