機材レポート

高性能F1.2とお手ごろトリオ、それぞれの良さは? ソニーの単焦点レンズを実写チェック!

持ち歩くのが楽しくなるコンパクトな単焦点トリオ

α7C、FE 50mm F2.5 G、FE 40mm F2.5 G、FE 24mm F2.8 G

一方で同日発売された単焦点トリオにも、フルサイズミラーレスで他社を先行するソニーの余裕が感じられる。こちらでも50mmの「FE 50mm F2.5 G」をラインナップ。さらに少し画角が広くオールマイティに使えそうな40mmの「FE 40mm F2.5 G」、広角の定番ともいえる24mm「FE 24mm F2.8 G」を揃える。外装のデザインと価格は3本とも共通で、描写も「α7R IV」でも十分満足できるレベル。小型軽量でジンバルやドローンでの撮影に適しているが、外装やフードはアルミ製で高級感もあり、常用レンズとしても人気を集めそうだ。

広角単焦点ならではの軽快さを満喫できる

24mmは標準ズームでもカバーできる焦点距離だが、単焦点で潔くフレーミングしていくのも楽しいと思う。無理のない設計なのか、隅々まで非常にクリアな描写だ。

FE 24mm F2.8 G 作例
ソニー α7C FE 24mm F2.8 G 絞り優先オート F5.6 1/125秒 ISO100 WB : オート

ほんの少し寄れるところがありがたい

今回の3本組の中で、最大撮影倍率がもっとも高いのが40mmだ。AF時は28cmまで寄れて0.2倍、MF時は25cmで0.23倍となる。25cmまで寄っても十分な描写力を誇る。

FE 40mm F2.5 G 作例
ソニー α7C FE 40mm F2.5 G 絞り優先オート F2.5 1/160秒 ISO100 WB : オート

 

FE 50mm F2.5 G、FE 40mm F2.5 G、FE 24mm F2.8 G
左から「FE 24mm F2.8 G」「FE 40mm F2.5 G」「FE 50mm F2.5 G」

■FE 24mm F2.8 G
[発売日] 2021年4月23日 [参考価格] 79,200円 (税込) [レンズ構成] 7群8枚 [最短撮影距離] 0.24m (AF時) / 0.18m (MF時) [最大撮影倍率] 0.13倍 (AF時) / 0.19倍 (MF時) [フィルター径] 49mm [絞り羽根] 7枚 (円形絞り) [大きさ] 最大径68×長さ45mm [質量] 約162g

■FE 40mm F2.5 G
[発売日] 2021年4月23日 [参考価格] 79,200円 (税込) [レンズ構成] 9群9枚 [最短撮影距離] 0.28m (AF時) / 0.25m (MF時) [最大撮影倍率] 0.2倍 (AF時) / 0.23倍 (MF時) [フィルター径] 49mm [絞り羽根] 7枚 (円形絞り) [大きさ] 最大径68×長さ45mm [質量] 約173g

■FE 50mm F2.5 G
[発売日] 2021年4月23日 [参考価格] 79,200円 (税込) [レンズ構成] 9群9枚 [最短撮影距離] 0.35m (AF時) / 0.31m (MF時) [最大撮影倍率] 0.18倍 (AF時) / 0.21倍 (MF時) [フィルター径] 49mm [絞り羽根] 7枚 (円形絞り) [大きさ] 最大径68×長さ45mm [質量] 約174g

 

※参考価格は記事執筆時点の量販店価格です。

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