シボ加工を施したカメラらしいスタイルの“チェキ”「instax mini 40」がお手ごろ価格で登場。ただ写真を撮るだけでなく、オシャレなアイテムとして持ち歩けば、街の散策がもっと楽しくなる。
クラシカルな雰囲気の新型“チェキ”が登場
「チェキ」と聞くと、若い女性をターゲットとしたカメラと思われることが多い。実際、一番売れている「instax mini 11」はポップなデザインとリーズナブルな価格でそのような層を中心に人気を博している。今回ピックアップした「instax mini 40」は「instax mini 11」をベースに、メインのターゲットをより年齢層の高い男女としたものだ。
注目は、言うまでもなくその外観。シボ加工を施した黒い外装に、エッジ部分はシルバーフレーム仕上げを施している。パッと見「instax mini 90 ネオクラシック」と似ており、ベテラン写真愛好家のカメラとしても違和感はない。もちろんプラスチック製のボディは、よく見るとチープな部分もあるが、1万円ちょっとの価格を考えれば納得の仕上がりである。
さっそく使ってみた!
カメラへのフィルムのセットは、ほかの「instax mini」シリーズと同様にワンタッチでカンタン。カートリッジ式になっており、中にはフィルムが10枚装填されている。
レンズ付け根にある電源ボタンを押すとレンズバリアが開き、同時にレンズが繰り出し撮影が可能となる。ボディに収納するには、手でボディ側にレンズを押し込む。
色鮮やかなプリントが撮ったその場で楽しめる
インスタント写真として発色がキレイなのもinstax miniフィルムの特徴。なお、「instax mini 40」を横位置で撮影すると、AE受光部などに指がかかってしまうことがあるので注意。
レンズを引き出すと自撮り&接写に対応
レンズ先端をさらに引き出すとセルフィーモードになる。撮影可能距離は30〜50cm。自撮りのほか、より被写体に近づいて大きく撮影したいときにも活用できる。
チューリップに近づきセルフィーモードで
撮影可能距離が30~50cmとなるセルフィーモードで撮影。撮影距離によりファインダーに視差が発生するため、レンズが向いている方向を意識して、ファインダー像を少しずらして撮るのがコツ。
フィルムやアクセサリーもクラシカル
ベタ焼き風の黒枠プリントが楽しめる新フィルム
フィルムのベタ焼き (コンタクトシート) をモチーフとしたinstax miniフィルム「CONTACT SHEET」も新登場。クラシカルな写真の雰囲気を演出する。
カメラをオシャレに包み込む専用ケース
「instax mini 40」との一体感にこだわった「ショルダーストラップ付きカメラケース」をオプションとして用意。白いステッチがアクセントになっていてオシャレ。
FUJIFILM “チェキ” instax mini 40 主な仕様
発売日 2021年4月21日
参考価格 11,800円 (税込)
使用フィルム 富士フイルム インスタントフィルム instax mini (別売)
フィルムサイズ 86×54mm (画面サイズ 62×46mm)
レンズ 60mm F12.7 (2群2枚構成)
ファインダー 実像式ファインダー 0.37倍
撮影距離 0.3m~∞ (0.3~0.5mではセルフィーモードを使用)
シャッター プログラム式電子シャッター (1/2秒~1/250秒)
露光調整 自動調節 LV5.0~14.5 (ISO 800)
フラッシュ 常時発光フラッシュ (自動調光) 撮影距離 0.3~2.7m
電源 単3形アルカリ乾電池 2本
大きさ (幅×高さ×奥行き) 104×121×65mm
質量 330g (電池、ストラップ、フィルムを除く)
※参考価格は記事執筆時点の量販店価格です。