「SILKYPIX RAW Converter」を使うメリット
色再現性の高さが大きなメリット
この画像では、鮮やかな服の色がイメージ通りに再現された。先の比較でも「SILKYPIX RAW Converter」の空の色が最も自然だったように、色の再現性の高さは大きな特徴だ。撮影したときに記憶した色を表現しやすい。クリアビューなどのパラメータ以外のメリットにも注目だ。
滑らかな階調再現も大きなメリット
滑らかな階調再現も「SILKYPIX RAW Converter」のメリットだ。空や水面などのグラデーションを精細に再現するのに最適。この写真でも空や水面のグラデーションの表現に優れた仕上がりが得られた。しかも各パラメータのおかげで解像感や質感再現も高い。
多彩なカメラの性能を引き出すことができる
■「シグマ dp3 Quattro」で撮影
3層構造を持つFoveon X3を搭載した、シグマ dp QuattroシリーズのRAWデータにも対応。ベイヤー配列ではないため使えるデモザイクエンジンは「標準」のみになるが、それ以外は「SILKYPIX RAW Converter」の機能を生かすことができる。
■「富士フイルム X-T4」で撮影
シグマと同様に特殊な撮像素子である、富士フイルムのX-Trance CMOSセンサーにも対応している。やはりデモザイクエンジンは「標準」のみになるが、SILKYPIXが持つシャープやノイズリダクション、さらに色再現性や豊かなグラデーションなどが富士フイルムXシリーズでも楽しめる。
クオリティアップしたRAWデータを使い慣れたソフトで扱えるのが魅力
「SILKYPIX RAW Converter」を実際に使用してみて感じたのが、とても手軽に扱えるということだ。いつものワークフローに別ソフトの処理を追加するのは読むだけだと面倒に感じるかもしれないが、使ってみると操作がシンプルでわかりやすく、違和感なくスムーズに作業できた。それでいて解像感や質感再現、さらに色調再現でも大きなクオリティアップが可能になる。
「SILKYPIXに興味があるけど、慣れたRAW現像ソフトでの作業は変えたくない」という人には、ぜひ使ってもらいたいソフトだ。
SILKYPIX RAW Converter
価格
7,700円 (税込)
※14日間無料で試用可能
動作環境
- Microsoft Windows 11 / 10 64bit版
※32bit版、Windows 10 のタブレットモードには非対応 - Intel Core 2 Duo 以上 または AMD Athlon 64 X2 以上のプロセッサー
- 4GB以上のRAM (8GB以上推奨)
- 20GB以上の空き容量のあるハードディスク
- 1024×768以上の画面解像度をサポートするディスプレイ
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〈協力〉株式会社 市川ソフトラボラトリー