DxO Labsの「PhotoLab」が機能を充実させて、また一歩進化した。「PhotoLab 7」では色のコントロール性能が向上。正確な色再現とクリエイティブな色彩表現を実現した。その進化のポイントとは?
色彩コントロールの幅が広がり、各種プリセットも充実した
DxO LabsのRAW現像ソフト「PhotoLab 7」が登場した。AIを活用した「DeepPRIME」によるノイズ除去、「光学補正」などの機能を向上させ、さらなる高画質な画像づくりが可能になっている。
① DeepPRIMEでノイズ除去アップ
AIを活用したノイズ除去。さらに効果の高い「DeepPRIME XD」も加わり、ディテールと滑らかなボケ描写を実現している。
② 光学補正モジュール「Optics Pro」
DxOの光学モジュール「Optics Pro」を搭載。500機種以上のデジタルカメラに対応する。
③ 操作性が向上
スライダーによる感覚的な調整はもちろん、豊富なプリセットを搭載し、プリセットを選ぶだけで簡単にイメージに近い仕上がりにすることができる。複雑な操作は必要ない。
④「Nik Collection 6」と連携
直感的な部分調整はこれまで以上に使いやすくなっており、プラグインソフトセットの「Nik Collection 6」などともしっかり連携が図られている。
⑤ カラーキャリブレーションツールと連携
「PhotoLab 7」では、カラーキャリブレーションツールとの連携機能が追加された。撮影したカラーチャートを指定して配置すると、チャートを検知してカラープロファイルを適用してくれるというものだ。RAW画像編集ソフトとして初めて搭載される機能で、ワークフロー全体の色管理が手早くできるようになっている。
⑥ ルックアップテーブルに対応
17種類におよぶLUT (ルックアップテーブル) にも対応。カラーコントロールのHSL編集を部分調整に統合、モノクロ編集に6チャンネルミキサーを追加することなども可能になっている。
ワークフローの時間を短縮
簡単な操作で高度な処理をこなしてくれる「PhotoLab 7」。瞬時に仕上がりイメージを表示する反応の速さはこれまでのバージョンと変わらない。作業時間の短縮は、ワークフロー全体の時間短縮にもつながるだけに、使い始めたら手放せなくなりそうだ。
DxO PhotoLab 7
発売日 2023年9月27日
価格 (税込) ELITE Edition 25,900円、ESSENTIAL Edition 16,500円
システム要件
■Windows
- Microsoft Windows 10 バージョン 20H2 以降 (64-bit)
- 8GB以上のRAM (16GB推奨)
- 4GB以上のハードディスク空き容量
- Intel Core または AMD Ryzen 4コア以上 (8コア推奨)
- 1280×768以上のディスプレイ (1920×1080推奨)
- DeepPRIMEおよびDeepPRIME XDには最新ドライバのNVIDIA RTX 2060、AMD Radeon RX 6600推奨
■macOS
- macOS 12.6.8 Monterey 以降
- 8GB以上のRAM (16GB推奨)
- 4GB以上のハードディスク空き容量
- 1280×768以上のディスプレイ (1920×1080推奨)
- DeepPRIMEおよびDeepPRIME XDにはM1またはAMD Radeon Pro RX5700搭載のIntel Mac推奨