機材レポート

めっちゃ欲しくなった!「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S II」でポートレートとサーキットを撮ってみた

NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S II × 後藤佑紀

ニコンから2026年4月24日に発売されるF2.8通しの大口径望遠ズームレンズ「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S II」。発売を前に、ニコンの写真共有コミュニティ「フォトサポ」アンバサダーとして普段からニコン製品を使用している “きのちゃん” こと後藤佑紀さんが実写! 街中でのポートレート撮影に加え、仕事現場であるサーキットにも持ち込んで撮影しました。カメラは「Z9」を使用しています。

ファインダーをのぞいてすぐ「これはイケる」と感じました

NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S II × 後藤佑紀
ニコン Z9 NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S II F2.8 1/250秒 ISO1600 WB : オート 焦点距離80mm

まずはポートレートから。「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S II」は、軽量化のため従来機種の「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S」より少ないレンズ枚数でありながら、高性能レンズS-Lineシリーズ最高クラスの高画質を実現しています。色収差補正能力が高いスーパーEDレンズやED非球面レンズを新たに採用することで色収差を効果的に補正し、人物の肌を自然に表現します。主役を引き立たせるポートレート撮影にも最適です。

 

NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S II × 後藤佑紀

モデルは、後藤さんとはレースアンバサダー時代に同じチームだったこともあり大の仲良しという “ゆうみん” こと引地裕美さん。「ゆうみんには、前にも何度かモデルになってもらったことがあるんですけど、今回は1年ちょっとぶりくらいですかね。ポージングや表情、空気感なんかも含めて撮られるのが抜群にうまいんです」と後藤さん。お昼時の新宿の街を楽しそうにおしゃべりしながら歩きつつ、どんどん場所を決めて撮影していきます。

 

NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S II × 後藤佑紀
ニコン Z9 NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S II F2.8 1/250秒 ISO1400 WB : オート 焦点距離70mm

「ボケ感がすごくいいですね。ただボケているだけじゃなく、雰囲気が出るというか。撮影した日は天気も良かったので屋外でも撮りましたが、日光に当たって奥の背景がキラキラしたボケもキレイですし、屋内の背景にネオンのような光がある場所だとふわーっとボケてくれたり。

路地裏のやや暗い場所でも撮りましたが、それぞれに描写が豊かで、かつ自然にボケてくれるんです。構図を決めてファインダーをのぞいてすぐ、これはイケると感じました。私、撮りながら “めっちゃいい!” を連発してました (笑)。ポートレートには最高のレンズです」と後藤さん。

 

NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S II × 後藤佑紀
ニコン Z9 NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S II F2.8 1/1600秒 ISO100 WB : オート 焦点距離200mm

「望遠側で寄ったときに被写体が際立つし、広角端では情報量が多い背景をキレイにまとめ上げてくれるので、撮影場所を生かせるレンズだと感じました。日常の写真を作品に変えてくれる気がします。

そして何より軽いですね。70mmスタートの望遠ズームなので標準や広角では撮れないのですが、もう1〜2本持ち歩いても苦にならない軽さがとてもいいです。このレンズでもっともっと表現できることがあると思います」と、かなり気に入った様子。

ニコン Z9 NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S II F2.8 1/250秒 ISO900 WB : オート 焦点距離75mm

 

撮影を終えて、モデルを務めた引地さんに感想を聞きました。

「久しぶりにきのちゃんに撮影してもらったのですが、さすがだなと思いました。いつも女子好みの雰囲気に仕上げて送ってくれるので、今回のように撮ってすぐにモニターで見ることはあまりなかったのですが、こんなにきれいに撮れてるなんてビックリしました」。

「UMine」としてアーティスト活動もしている引地さんは、3月25日にニューシングル『またね』をリリースしたばかり。「昨年でレースクイーンを卒業したことをテーマに曲を作りました。12年間の大切な思い出を詰め込んだので、皆さんたくさん聞いてください」とのことです。

NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S II × 後藤佑紀
息もぴったりだった2人。作品撮りを終えて2ショット。

インターナルズームとF2.8の明るさが最高

NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S II × 後藤佑紀
ニコン Z9 NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S II F2.8 1/640秒 ISO400 WB : オート 焦点距離200mm

貸し出し期間中に、栃木県のモビリティリゾートもてぎで、「全日本スーパーフォーミュラ選手権」の開幕戦と第2戦が開催されました。昨年までの公式カメラアシスタントから、今年はスーパーフォーミュラのオフィシャルフォトグラファーとなった後藤さん。仕事場での撮影にも「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S II」を使用しました。

「開幕戦が残念ながら雨で、ほぼほぼセーフティーカーが先導するレース展開になりました。なので、ずっとレインカバーを装着して撮影していましたが、このレンズはインターナルズームだからズーミングしても全長が変わらないのが、めちゃくちゃありがたくて。軽くて重心が変わらないのは、現場ではすごく使いやすかったです」。

 

NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S II × 後藤佑紀
ニコン Z9 NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S II F2.8 1/500秒 ISO280 WB : オート 焦点距離200mm

普段は「NIKKOR Z 70-180mm f/2.8」を使っているということで、開放F2.8という数値は変わらないものの、かなり違いはあったようです。

「やっぱりS-Lineの画質は違うと思います。ピット内のドライバーや監督、メカニックの様子を狙うとき、屋外のピットロードと屋根があるピット内の明暗差が大きいのですが、F2.8の明るさがあって背景もキレイにボケてくれる描写力はさすがだなと思いました。

あと、ピントが合うのが早いですね。AFモーターはロクヨン (NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR S) でも使われているシルキースウィフトVCMなんですね。ドライバーの表情や、メカニックとの会話のシーンなどをズームしながら撮影しているときも、一瞬でピントが合ってくれました。一瞬を逃さず撮れるのは、現場ではすごく大事なので助かります」。

従来比でAF速度が約3.5倍、ズーム中のAF追従性能も約40%向上した「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S II」の進化の一端を感じられたようです。

NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S II × 後藤佑紀
ニコン Z9 NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S II F2.8 1/640秒 ISO64 WB : オート 焦点距離160mm

最後に、ポートレート撮影とサーキット撮影で「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S II」を使ってみた感想は?

「ポートレート撮影では描写力、ボケ味など表現力の高さを感じましたし、サーキット撮影では、インターナルズームやAF性能など、厳しい現場での利便性と信頼性を感じて、めっちゃ欲しくなりました。返却するのが惜しいです (笑)」。