機材レポート

タムロン 12-20mm F2.8 実写チェック! デザインを一新したプレミアム超広角ズームの性能は?

一般風景から星景撮影まで活躍が期待できる

かつてタムロンには、一眼レフ用の「SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD」(A012) という超広角ズームがあった。開放F2.8と明るく、絞り開放からカメラメーカー純正と同等以上の高い周辺解像と点像性能にもかかわらず、非常にリーズナブルな実売価格だったので、星景撮影ファンからは非常に評判が高かった。

今回の「タムロン 12-20mm F2.8」も、星景写真の画面周辺までを精細に解像と特長に明記されていて、リアフィルターホルダーやMFロックスイッチなど星景撮影で便利な装備も搭載されている。

従来の「SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD」は、高い光学性能の代償として、最大径は98.4mmと大きく、重さは約1,100gと超デカ重の出目金レンズだったが、「タムロン 12-20mm F2.8」は、ミラーレス専用のショートバックフォーカス設計と、歪曲収差補正をデジタルにまかせることで、前述のように最大径が90mm、重さは約570gと、開放F2.8の超広角ズームとしては驚くほど軽量に仕上がっている。

タムロン 12-20mm F2.8 実写チェック
ソニー α1 II タムロン 12-20mm F2.8 絞り優先オート F2.8 1/80秒 −1.3補正 ISO100 WB : オート

レンズ構成は12群17枚。XGM (大口径ガラスモールド両面非球面) レンズ1枚、GM (ガラスモールド非球面) レンズ3枚、XLD (eXtra Low Dispersion) レンズ1枚、LD (Low Dispersion : 異常低分散) レンズ3枚と、特殊硝材や非球面レンズを最適配置することで、色収差やサジタルコマフレアを大幅に低減し、絞り開放から画面周辺の高い点像性能を実現しているという。

タムロン 12-20mm F2.8 実写チェック
レンズ構成図

「タムロン 12-20mm F2.8」には、曲率が大きい凸面レンズ全体に均一な膜厚で蒸着できるAX (Anti-reflection eXpand) コーティングと、ゴーストやフレアを効果的に抑制するBBAR-G2 (Broad-Band Anti-Reflection Generation 2) コーティングが施されていて、太陽を画面内に入れてもゴーストやフレアはごく軽微。色も淡く薄いゴーストで、超広角ズームとしては逆光にかなり強い。

タムロン 12-20mm F2.8 実写チェック
焦点距離12mm・F2.8開放のMTF特性図
タムロン 12-20mm F2.8 実写チェック
焦点距離20mm・F2.8開放のMTF特性図

TAMRON 12-20mm F2.8 主な仕様

モデル名 Model A084
対応マウント ソニーEマウント、ニコンZマウント
焦点距離 12〜20mm
開放絞り F2.8
最小絞り F16
画角 (対角) 121°58′〜94°30′
レンズ構成 12群17枚
絞り羽根枚数 12枚 (円形絞り)
最短撮影距離 ワイド端 0.18m、テレ端 0.28m
最大撮影倍率 ワイド端 0.172倍、テレ端 0.109倍
フィルター径 - (リアフィルターホルダー対応)
最大径×長さ Eマウント φ90×119.3mm、Zマウント φ90×121.3mm
質量 Eマウント 約570g、Zマウント 約585g
付属品 フロントキャップ、リアキャップ、ラッピングクロス

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