山の夕焼け
山並みに立体感が出るサイド光や斜光を狙おう。日中に沸いた雲が山裾に棚引いたり、雲海となって谷筋を埋めたりして、ドラマチックな風景も狙える。シャッターチャンスは短いので、入念に撮影準備したい。
強い光が山に当たる瞬間を狙う
夕焼けに染まる杓子岳と白馬鑓ヶ岳。光が山に力強く当たる時間は短く、シャッターチャンスが重要。事前にサイド光となる位置を探し、瞬間を狙う。影が多いと露出オーバーになるのでマイナス補正は必須だ。
58ミリ相当 絞り優先オート(F16 1/3秒) -1.3補正 ISO200 WB:晴天 C-PLフィルター使用
夕焼けのサイド光、しかも強い光が山に当たる瞬間は短い。まずは、夕方に向けてサイド光となる位置を探し出すのがポイントになる。
サイド光
順光(トップ光)
山の撮影では光効果で山々を立体的に描き出したい。順光では影が出ず平面的なので、適度な影が出るサイド光や斜光線を生かそう。
雲が赤く染まる一瞬を撮る
槍・穂高連峰の稜線をシルエットにし、夕焼け雲を捉える。雲が多い場合は、夕焼け雲中心に狙う。赤く染まるのは一瞬で、赤くなり始めてからでは間に合わない。
20ミリ相当 絞り優先オート(F11 1秒) ISO200 WB:晴天