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【夕景の撮り方②】真っ赤な夕焼け空を、見たまんま撮りたい!色鮮やかさを引き出す方法とは?

 

山の夕焼け

山並みに立体感が出るサイド光や斜光を狙おう。日中に沸いた雲が山裾に棚引いたり、雲海となって谷筋を埋めたりして、ドラマチックな風景も狙える。シャッターチャンスは短いので、入念に撮影準備したい。

 


 

強い光が山に当たる瞬間を狙う

夕焼けに染まる杓子岳と白馬鑓ヶ岳。光が山に力強く当たる時間は短く、シャッターチャンスが重要。事前にサイド光となる位置を探し、瞬間を狙う。影が多いと露出オーバーになるのでマイナス補正は必須だ。

58ミリ相当 絞り優先オート(F16 1/3秒) -1.3補正 ISO200 WB:晴天 C-PLフィルター使用

 

夕焼けのサイド光、しかも強い光が山に当たる瞬間は短い。まずは、夕方に向けてサイド光となる位置を探し出すのがポイントになる。

 

サイド光

 

順光(トップ光)

 

山の撮影では光効果で山々を立体的に描き出したい。順光では影が出ず平面的なので、適度な影が出るサイド光や斜光線を生かそう。

 

 


 

雲が赤く染まる一瞬を撮る

槍・穂高連峰の稜線をシルエットにし、夕焼け雲を捉える。雲が多い場合は、夕焼け雲中心に狙う。赤く染まるのは一瞬で、赤くなり始めてからでは間に合わない。

20ミリ相当 絞り優先オート(F11 1秒) ISO200 WB:晴天

 

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