街灯を生かす
夕方は街灯が光りだす時間。夕方のスナップでは、この街灯をいかに生かすかもポイントだ。街灯の光を直接入れるほか、反射した光を取り入れるのも面白い。その場合は、光源の位置を観察し、被写体にどのように当たるかを確認しよう。
光沢のある被写体は街灯の反射が生きる
窓ガラスや水面など、光を反射する被写体の場合は街灯の写り込みを狙ってみよう。例えば、上の写真のように踏切の近くを電車が通る場合であれば、信号機の赤い光が電車の車両に当たる瞬間を狙って、アクセントとして活用できる。
600ミリ相当 絞り優先オート(F5.6 1/500秒) ISO6400 WB:太陽光
日中
街灯あり(ライトアップ)
ライトアップされる噴水を日中と夕方で撮り比べ。周囲が暗くなることで雑然とした背景がすっきりする。また、露出補正は多少マイナスにしたほうが背景が暗く落ちて効果的だ。
スローシャッターで街灯の量を増やす
展望台から夕方の街並みを撮ると、街灯の灯りがアクセントになる。ただ、街灯の量が少ないと中途半端な印象になるので、シャッター速度を遅くして、クルマの光跡などを入れ、画面に写る光を意図的に増やそう。
38ミリ相当 絞り優先オート(F4.5 1/15秒) ISO1600 WB:蛍光灯