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【カメラ用語事典】スポット測光

 測光方式(測光モード)のひとつ。スポット測光は、画面のごく狭い範囲(部分)のみを測光し、その部分が適正な明るさになるような露出を出すモード。測光する部分は機種によって異なる。画面中央のごく一部を測るものや、AFフレーム(測距点)と測光する範囲が連動するものなどがある。

スポット測光は、周囲の明るさには影響されないため、逆光時や明暗差が大きいシーンなどで使いやすい。例えば、スポットライトを浴びたステージ上の人物などを撮る場合などに利用するが、被写体の明るさや色味を考慮して露出を加減する必要がある。
キヤノンではスポット測光よりも測る範囲がやや広めのものを「部分測光」という。

 

 

ソニーα7RⅢの測光モードの画面。スポット測光では、測光範囲を「標準」と「大」から選べる。