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【カメラ用語事典】フォーカスモード/AFモード/AF動作

フォーカスモードとはピント合わせの方式のこと。選ぶモードによって、シャッターボタンを半押ししたときのレンズ駆動の仕方や、ピントが合ったときの挙動などが違ってくる。被写体の状態や撮り方に合わせてモードを切り替えるのが基本だ。

モードは主に、「AF-S(シングルAF)」と「AF-C(コンティニュアスAF)」に大別される。風景や建物など動かない被写体を撮るときは「AF-S」、走っている子どもやペットなど動いている被写体には「AF-C」を用いるのが一般的。

さらに、カメラが被写体の静動を判断してAF-SとAF-Cを自動的に切り替える「AF-A(自動切り替えAF)」や、手動でピントを合わせる「MF(マニュアルフォーカス)」などを設けている機種もある。

名称やモード名はメーカーによって異なる。ニコンやオリンパス、パナソニックなどは「フォーカスモード」、ソニーは「AFモード」、キヤノンは「AF動作」となる。

 

ニコンD5600のフォーカスモード画面。AF-A、AF-S、AF-C、MFの4つのモードがある。

 

キヤノンEOS Kiss MのAF動作画面。キヤノンではAF-Sを「ワンショットAF」、AF-Cを「サーボAF」と呼んでいる。