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【カメラ用語事典】ホワイトバランス補正

「ホワイトバランス補正」とは、全体の色合いをグリーン(G)、マゼンタ(M)、ブルー(B)、アンバー(A)という4方向に動かし、ユーザーの好みや狙いに応じた微調整が行える機能のこと。ホワイトバランスのプリセットや色温度設定だけでは正確な色にならない場合に、この機能を併用するといい。
 
ホワイトバランス補正を使うと赤や紫を加えたり、わずかな青や黄色を抑えたりといったことが可能になる。調整の方法はメーカーによって異なるが、主に十字式のものと、補色関係にある「G⇔M」「B⇔A」の2ライン式のものがある。

 

キヤノン EOS 5D Mark IIIのホワイトバランス補正画面。
 

 

オリンパス PEN E-P3のホワイトバランス補正画面。
 

 

いちばん上はホワイトバランスオートで撮影した写真。室内照明の影響で緑カブリが見られる。ホワイトバランス補正によって「M+8」に設定すると、色カブリがなくなり被写体の色をきちんと再現できた(写真中)。また「M+6」「A+6」にすると、夕日を受けたイメージに仕上がった(写真下)。
 

 

写真/永山昌克