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【カメラ用語事典】彩度/色の濃さ

「彩度(色の濃さ)」とは、写真の鮮やかさを調整する項目。彩度を高くする(プラス側に設定する)と色が濃くなり、派手で鮮やかな印象の写真になる。反対に低くする(マイナス側に設定する)と色が薄くなり、しっとりと落ち着いた雰囲気の写真になる。
 
例えば、晴天の青空や緑を濃厚にして夏らしいイメージを強調したいときや、カラフルでポップな写真に仕上げたいときは彩度を高くするといい。色彩感を抑えて、落ち着いた印象や渋いイメージに仕上げたいときは低くする。
 
そして、多くのデジタル一眼では、発色傾向を切り替えるための仕上がり設定モードの詳細設定として、彩度のカスタム設定が可能になっている。コンパクトデジカメでは画質を調整するためのメニュー項目のひとつとして用意されている場合もある。

 

写真/永山昌克
 

上は彩度を高くした写真。濃厚な色味で鮮やかである。下は彩度を低くした写真。淡い色合いで鮮やかさが抑えられている。
 

 

キヤノンのピクチャースタイルの詳細設定画面。キヤノンでは彩度を「色の濃さ」と表記している。