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【カメラ用語事典】測距点、AFフレーム

測距点やAFフレームとは、実際にピントが合うポイント(枠)のことを指す。オートフォーカス(AF)時にシャッターボタンを半押しすると、ピントの合った場所に枠(測距点、AFフレーム)が表示される。この枠が表示される場所でしか、オートフォーカスはピント合わせができない。

一眼レフの光学ファインダーに採用されているのが測距点で、機種によってその数や範囲が異なる。上級機ほど測距点の数が多く、詳細なピント合わせが可能になる。ただ一眼レフは構造上、周辺部まで測距点の選択範囲を拡大するのが難しく、ミラーレス機に比べて狭い。

ミラーレスや一眼レフのライブビュー画面、電子ビューファインダーの画面に表示されるのがAFフレーム。測距点に比べて選択範囲が広く、ミラーレスならほぼ画面いっぱいから選べる機種もある。またAFフレームをサイズ変更できる機種も多く、被写体やシーン、好み、撮影スキルなどに応じて切り替えられる。

 

光学ファインダーを搭載するニコンの一眼レフ、ニコン D5600。中央部の細い線で描かれた範囲に39点の測距点がある。
 

 

キヤノン EOS Kiss Mの電子ビューファインダーの画面。中央に表示されているのがAFフレーム。シャッターを半押しして合焦すると緑枠になる。