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【カメラ用語事典】アウトフォーカス写真

そもそも「アウトフォーカス」とは、ピントの合っていないことを指す。ただしピンボケではなく、意図的にピントを外して画面内にぼけた部分を取り入れることである。下の前ボケ写真(コスモス)がそれに当たる。

 

そして、どこにもピントを合わせずに画面全体がぼけた、ファンタジックな印象の写真を「アウトフォーカス写真」と呼ぶ。見る人の想像力をかき立てる効果がある。イルミネーションや木漏れ日などの点光源が散りばめられているシーンがおすすめで、やや派手めの色がある部分を取り入れると華やかに仕上がる。

 

撮影方法はMF(マニュアルフォーカス)を使い、ライブビュー画面を見ながらピントリングを回して、ボケ具合を決めていくだけ。ボケの大きさによっても、写真の雰囲気は変わる。

 

手前のピンク色のコスモスをアウトフォーカスにして、奥の白いコスモスを引き立たせた。

 

アウトフォーカス写真を撮るには、ピント操作をMFにして、手動でボケ量をコントロールする。

 


スカイツリーの夕景をアウトフォーカス写真にした(下写真)。画面下の外灯(点光源)が大きくぼけて、あまり見ることがないユニークな写真に仕上がっている。

 

写真/小澤太一

 


こちらは逆光状態の黄葉をアウトフォーカスにして撮影。逆光線があたる葉は黄色く、木々の隙間から見える空は青く、それぞれ丸いボケを作っている。抽象画のような写真になった。