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【カメラ用語事典】低輝度性能

高感度画質が向上するにつれ、暗いシーンで撮影することが増えてきたこともあり、これまでよりも暗さに強いAFが求められている。どのくらい暗い条件下でAF検出・作動ができるかが低輝度性能だ。最近では-4EVや、一定の条件で-6EVという低輝度でも高精度なピント合わせが可能なカメラが出てきている。
 
-4EVとはISO100でF1.4、30秒のとなる暗さで、-6EVともなれば肉眼ではピントどころか、場合によっては被写体がなんであるか判別できないほどの暗さだ。EVFやライブビュー画面ならなんとか明るく映し出してくれ、そのような暗さでもAFでピントを合わせることができる。特に中央の測距点が強く、明るいレンズとの組み合わせほど有利となる。

 

キヤノンのEOS Rは低輝度合焦限界-6EVを実現した。この今までにない-6EVは、同社の大口径レンズRF50ミリF1.2 L USMを使用した際の数値で、レンズの開放F値によって低輝度性能は変動する。