レストランの料理やカフェのスイーツ、自分で作った食事を美味しそうに撮りたい。しかし、スマホで何も考えずに撮ると、実際の見た目とはまるで違う味気ない“メシマズ写真”になってしまいがちだ。この原因はスマホにあるのではなく、撮影者の技術がいまひとつなのである。スマホで美味しそうに撮るにはいくつかのコツがあるのだ。
そこで、手軽だが美味しそうに見えるスマートフォンでの撮影テクニックを3回にわけて紹介しよう。今回はピント合わせについて解説する。
スマホで撮るごはん写真の正解
② 料理を美味しそうに写す理想の光は? https://getnavi.jp/capa/special/294916/
③ アングルやズーミングの工夫で立体感を出すべし! https://getnavi.jp/capa/special/294922/
正確なピント合わせが大事
スマホは面倒な設定をしなくても、簡単に写真が撮れるイメージがあるが、しっかりとピントを合わせないとスマホでもピンボケしてしまう。明るさや色合いは後から加工すればいくらでも変えられるが、ピンボケばかりは救えない。主役がぼけてしまっては失敗なので、まずはメインの料理にしっかりピントを合わせることを意識しよう。
ピントは画面にタッチした部分で合わせられる。パスタではパセリなどが乗った部分、ショートケーキではトップのイチゴなど、料理の中で主役がはっきりしているものはそこに合わせるのがベター。これといった主役がなければ、画面中央の手前側あたりに合わせると自然に見えるほか、アップめのフレーミングなら奥行きも引き出せる。料理にカメラを向けたら、きちんと主役にタッチしてピントを合わせ、シャッターを切ろう。
この料理の場合、手前のパプリカが目立つのでそこをタッチ。ピントを合わせる枠が表示される。その際、枠だけを見ず、画面上でもしっかりピントが合っているかをチェックすること。合わせた後は、スマホを前後に動かさずにシャッターを切ろう。
また、その際にスマホが動いてしまうと手ブレが起きて、写真がぶれてしまう。これもよくある失敗だ。さらに、薄暗いレストランなどでは自然とシャッター速度が遅くなるので、より手ブレしやすい。スマホといえでも手ブレしないようにしっかり構えて撮ることは大事である。