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平成を撮った俺たちのカメラをプレイバック⑥平成25年(2013年)~平成30年(2018年)

いよいよ元号が平成から令和へ。長かった30年、それともあっと言う間の30年?いろんな出来事があったけど、カメラも大きく変わってきた。そんな平成の30年間をプレイバック!今回は平成25年(2013年)~平成30年(2018年)を紹介する。

 

平成を撮った俺たちのカメラをプレイバック!
① 平成元年(1989年)~平成4年(1992年) https://getnavi.jp/capa/special/294760/
② 平成5年(1993年)~平成9年(1997年) https://getnavi.jp/capa/special/294807/
③ 平成10年(1998年)~平成14年(2002年) https://getnavi.jp/capa/special/294812/
④ 平成15年(2003年)~平成19年(2007年) https://getnavi.jp/capa/special/294846/
⑤ 平成20年(2008年)~平成24年(2012年) https://getnavi.jp/capa/special/294874/

 

激動の平成30年間、カメラも大きくその姿を変えてきた

平成最後の10年も大忙しだった。生まれたばかりのミラーレスカメラが、あれよあれよという間に天下を取りそうな勢いで伸びてきた。

 

20年代後半にはソニーからフルサイズ機が登場し、プロ用一眼レフを超えるハイパフォーマンスを持つ機種も現れた。そして大詰めになって一眼レフで覇を競ったニコンとキヤノンが重い腰を上げてフルサイズ機を出したかと思えば、パナソニックとシグマがライカと組んで、やはりフルサイズ機の開発を表明した。

 

ぼくらが向かう未来にもいろいろなカメラが登場するのは間違いない。それをワクワクしながら待つことにしよう。

 

平成25年(2013年)

ソニーα7

ミラーレスもフルサイズの時代へ!
APS-Cサイズ用と言われていたEマウントにフルサイズセンサーを詰め込んだ、初のフルサイズミラーレスカメラ。ハイブリッドAFや人物の目にピントが合う瞳AFを搭載。有効3640万画素ローパスレスのα7Rも同時に発売された。

 

平成26年(2014年)

富士フイルムX-T1

一眼レフスタイルのEVF搭載モデル。メカニカルなダイヤルを多用したクラシカルなテイストが大ウケした。

 

平成27年(2015年)

キヤノンEOS5Ds R

風景ファンに突き刺さる5060万画素の高精細モデル。ローパスフィルター無効化による高い解像感が見どころだ。

 

ニコンD5

一眼レフ最強スペックのプロ機
常用ISO102400、拡張ISO3280000 という桁違いの高感度を実現したプロ機。AFは153点測距に強化され、マイナス4EVもの低輝度でもピントが合う。連写最高速も12コマ/秒にアップするなど、ひと桁機ならではのハイパワーが魅力だ。

 

平成28年(2016年)

ニコンD500

D5と同時に発表されたDX機で、D5譲りの153点測距AF、10コマ/秒連写を誇る。動きものには最強の1台だ。

 

ペンタックスK-1

ペンタックス初のフルサイズ機。複雑な構造の可動式液晶モニターとリアル・レゾリューション・システムでキレまくる描写力が見どころ

 

オリンパスOM-D E-M1 MarkⅡ

高速な121点ハイブリッドAFと18コマ/ 秒連写、ハイレベルの防塵・防滴性能が自慢のフラッグシップモデル。

 

シグマsd Quattro

一眼レフ用のSAマウントをそのまま使用するミラーレスカメラ。Foveonセンサーならではの超絶的画質がとにかくすごい。

 

平成29年(2017年)

ソニーα9

全てのレフ機を過去のものにした超絶性能
693点測距のハイブリッドAF、ブラックアウトのない20コマ/秒連写、アンチディストーションシャッターなど、プロ仕様の一眼レフをはるかに超えるハイスペックを備えたフラッグシップ機。まじでもうミラーレスの時代だと思わせた。

 

平成30年(2018年)

ニコン Z 7

未来を見据えた大口径マウント採用
大口径のZマウントを採用して新次元の高画質を目指したフルサイズ機。4575万画素のローパスレスCMOSセンサーと最新のEXPEED 6、493点測距AF、ニコン初のボディ内手ブレ補正などのハイスペックを搭載。

 

キヤノンEOS R

EOSもフルサイズミラーレスに参戦
EFと同口径54ミリのRFマウントを採用。3030万画素CMOSセンサーにDIGIC8、マイナス6EVまで測距可能なデュアルピクセルCMOS AFを搭載しながらお手ごろ価格を実現した。

 

パナソニック LUMIX G9 PRO

静止画のフラッグシップとなるモデルで、20コマ/秒連写や6Kフォト、6.5段分のボディ内手ブレ補正が自慢だ。

 

富士フイルムX-H1

握りやすさを追求したグリップや同社初のボディ内手ブレ補正、新しい「ETERNA」搭載などが見どころのトップモデル。

 

近未来のシャッターユニット
全画素を同時に露光できるグローバルシャッターが、ミラーレスカメラや一眼レフに搭載されるのも近いと言われている。動体歪みが根本から解消できるのでフォーカルプレーンシャッターが不要になる。カメラらしいシャッター音が過去のものになる時代がすぐそこまで来ている。