半年前からすっかりライフスタイルが激変してしまった今日このごろ。せっかくカメラ機材を持っているのだから、オンライン会議でも高画質を追求したい。そこで、動画で自分をキレイにカッコよく見せる方法を探ってみた!
最新カメラをウェブカメラとして使おう
コロナ禍により、すっかりZoomなどオンライン会議が日常に。映像の画質が人によってバラバラなので、少しでもキレイに見せる方法はないかと、自ら所有するカメラを使って試行錯誤を繰り返した。
PCカメラの画質は最低限
PCに内蔵されているカメラは100~200万画素程度のものなので画質は期待できない。モニター上部に内蔵されているものが多く、自由なアングルも設定不可能だ。
「シグマ fp」なら簡単にウェブカメラに変身
当初は公式には「シグマ fp」しか接続できることを公表していなかったので、まずはfpからスタート。レンズは付属の45mmが軽く取り回しも良かった。AFも使ってみたがピンボケになることが多かったので、MFにしたところ開放値に設定しなければ問題なく使うことができた。
ほかのメーカーはPCに対応するソフトをインストールする必要があるが、fpだけはUSBで接続すればすぐウェブカメラとして使用可能になる。ただ、Zoom接続中は、カメラ設定は一切変更できない。Windows、Mac両方に対応。
「キヤノン EOS R」をウェブカメラに
次に、キヤノンが海外でソフトを公開したのでさっそく使用。驚いたのが歴代EOSが数多く対応していること。キヤノンユーザーは試してほしい。
実は日本国内ではいまだに未発表なのだが、Canon U.S.A.のサイトでソフトを公開している。Zoom接続中に、絞り・シャッター速度をリアルタイムに変更できるのが一歩進んでいる。AFはコンティニュアスサーボがオススメ。
「富士フイルム X-T4」をウェブカメラに
富士フイルムも公式サイトでソフトを公開。カメラ側の設定が複雑に書いてあるが、基本的にオートモードで撮れば大丈夫なようだ。
メーカーサイトで正式に対応製品としてソフトが公開されており、インストールするだけで使用できる。本体に内蔵されている瞳AFや顔認識機能が使えたり、フィルムシミュレーションを使ってZoomができるのも面白い。
USB-Cで接続する
カメラとPCは基本的にUSB-C端子で接続する。各メーカーともなぜかバリアングル側に端子があるため、自撮り用に液晶を回転すると案外使いづらい。気になるならHDMIで外部出力するという方法もある。
ケーブル長は0.5~1.5m程度が理想。あまり長いケーブルはデスク周りが煩雑になる。使用時は、PC&カメラの電源を切って接続してからあらためて電源を入れよう。
Zoomでのカメラ設定は?
各カメラの設定はいたって簡単だ。各メーカーのソフトをインストール後、Zoom設定画面の「カメラ」から使用したいカメラを選択すればよい。シグマはすぐに接続できるので簡単だ。
各メーカーの対応状況
各メーカーから、一眼レフやミラーレスカメラをウェブカメラとして使えるようにするソフトが無料で公開されている。
- キヤノン「EOS Webcam Utility Beta」(Canon U.S.Aで公開中) Windows版 / macOS版
- 富士フイルム「FUJIFILM X Webcam」Windows版 / macOS版
- パナソニック「LUMIX Tether for Streaming (Beta)」Windows版 / macOS版
- オリンパス「OM-D Webcam Beta」Windows版のみ (2020年8月現在)