CP+をはじめとしたイベントはオンライン開催。部品の供給遅れにより発売延期…。依然として新型コロナウイルスの影響が色濃くある2021年春のカメラ業界ですが、そんな中でも、各メーカーからは個性的な製品が続々登場しています。今年に入ってからこの春までに発表・発売された新製品をジャンルごとに振り返ります。
今回はズームレンズ編。各社とも小型・軽量化に注力し、超望遠や大口径でも扱いやすいレンズが多く登場しました。
2021春の新製品
オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
オリンパスは、超望遠ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO」を2021年1月22日に受注生産で発売。2019年1月に開発発表があり、「CP+2019」にも参考出品された注目の1本がついに登場しました。1.25倍テレコンバーターを内蔵し、35mm判換算で300〜1000mm相当の幅広い焦点距離をカバー。カメラと協調する最大8段の5軸シンクロ手ぶれ補正を搭載した小型軽量設計で、超望遠撮影が手持ちで楽しめます。
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https://getnavi.jp/capa/news/352219/
キヤノン RF70-200mm F4 L IS USM
キヤノンは、F4通しの望遠ズームレンズ「RF70-200mm F4 L IS USM」を2021年3月10日に発売しました。当初は2020年内発売の予定だったので、待ち焦がれていた方も多かったのではないでしょうか。定評あるEFマウントの「EF70-200mm F4L IS II USM」から大幅に小型軽量化され、カメラとの協調で最大7.5段の手ブレ補正効果を発揮します。
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https://getnavi.jp/capa/news/351162/
シグマ 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary
シグマの標準ズームレンズ「28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary」は2021年3月12日発売。LマウントとソニーEマウントをラインナップしています。描写力を最優先とするArtラインの「24-70mm F2.8 DG DN | Art」をベースに設計され、高い光学性能を保ちつつクラス最小・最軽量を実現しました。
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https://getnavi.jp/capa/news/360519/
ソニー FE 28-60mm F4-5.6
ソニーからは、「α7C」のキットレンズ「FE 28-60mm F4-5.6」が2021年1月29日に単体発売されました。フルサイズミラーレスカメラの高画質を引き出しつつ、日常的に持ち運べる小型軽量の標準ズームレンズです。
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https://getnavi.jp/capa/news/346985/
タムロン 17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD
タムロンのソニーEマウント用「17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD」は、2021年1月14日発売。APS-Cミラーレス用としてはタムロン初の大口径F2.8標準ズームレンズです。ズーム比4.1倍で、35mm換算25.5〜105mm相当を幅広くカバー。ワイド端で19cm、テレ端でも39cmまで被写体に寄れるのも魅力です。
▼詳しくはこちら。
https://getnavi.jp/capa/news/353364/
▼実写レビューはこちら。
https://getnavi.jp/capa/report/361867/
タムロン 150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD
タムロンは、フルサイズミラーレス用レンズとして初めて500mmをカバーする超望遠ズーム「150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD」を2021年4月22日に発表しました。フルサイズ対応の500mmクラス超望遠ズームとしては驚異的な小型化を実現し、手持ちで超望遠撮影が楽しめます。マウントはソニーEマウントで、発売は2021年6月10日の予定です。
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https://getnavi.jp/capa/news/365465/
タムロン 11-20mm F/2.8 Di III-A RXD
同じく4月22日に発表されたタムロンの大口径超広角ズームレンズ「11-20mm F/2.8 Di III-A RXD」も、2021年6月24日発売予定。ソニーEマウントのAPS-Cミラーレス用超広角ズームとして世界で初めて大口径F2.8を実現しています。焦点距離は35mm判換算で16.5〜30mm相当。15cmまで被写体に近づいてのワイドマクロ撮影も楽しめます。
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https://getnavi.jp/capa/news/365476/
パナソニック LUMIX S 70-300mm F4.5-5.6 MACRO O.I.S.
パナソニックは、フルサイズミラーレス対応の望遠ズームレンズ「LUMIX S 70-300mm F4.5-5.6 MACRO O.I.S.」を2021年4月22日に発売しました。最短撮影距離はワイド端54cm、テレ端74cm。最大撮影倍率は0.5倍で、望遠マクロ撮影も楽しめます。カメラと協調して最大5.5段の手ブレ補正効果を発揮します。
▼詳しくはこちら。
https://getnavi.jp/capa/news/360251/
▼実写レポートはこちら。
https://getnavi.jp/capa/report/359926/3/
富士フイルム フジノンレンズ XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR
富士フイルムは、ミラーレスカメラXシリーズ用の「フジノンレンズ XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR」を2021年3月18日に発売しました。35mm判換算で107〜457mm相当をカバーする小型軽量の望遠ズームレンズです。最短撮影距離はズーム全域83cmで、最大撮影倍率0.33倍 (35mm判換算 約0.5倍相当) のマクロ撮影も楽しめます。手ブレ補正も5.5段と強力です。
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https://getnavi.jp/capa/news/358422/
■開発発表レンズにも注目!
リコーイメージング HD PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED PLM AW (仮称)
リコーイメージングが、APS-Cデジタル一眼レフ用レンズ「HD PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED PLM AW (仮称)」の開発を2021年2月25日に発表しました。35mm判換算で24.5~76.5mm相当をカバーするF2.8通しの大口径標準ズームレンズです。2021年4月23日に発売されたAPS-Cフラッグシップ一眼レフ「PENTAX K-3 Mark III」にふさわしい高性能レンズとして、2021年中の発売を目指して開発中とのこと。一眼レフ派には楽しみなレンズです。
▼詳しくはこちら。
https://getnavi.jp/capa/news/360783/
〈文〉佐藤陽子