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雑貨店のような可愛らしさ! 思わず覗きたくなる自由が丘の老舗写真店「ポパイカメラ」へ行ってきた

自由が丘に店を構えて約85年の写真専門店「ポパイカメラ」へ行ってきた。老舗ながら外観は一見すると雑貨店のようで、若い女性も気軽に入れる雰囲気。おしゃれなお店が多い自由が丘にもマッチしている。

ポパイカメラ

雑貨店のようなかわいい店構え

自由が丘駅から徒歩2分ほどのところにあるポパイカメラは、まるで雑貨店のような店頭。中古カメラやフォトフレーム、ストラップなどのほか、マスキングテープやマグカップなどの雑貨も販売している。

客層は20代が中心。取材中も人が途切れないほど人気の店だが、創業したのは昭和11年だという。「私で三代目になります。もともとはカメラ販売店でしたが、大手量販店の登場でDPが中心となり、さらにデジタルカメラの普及によって何か特徴を出そうと思い、2005年くらいから現在の形になりました」と石川社長。

所狭しとカメラやオリジナルグッズが並ぶ店内

店内は中古カメラをはじめ、フィルム関係やオリジナル商品でぎっしり。奥にはデジタルデータからプリントするデータプリンターも設置されている。

ポパイカメラ

バッグやストラップなどオリジナルグッズが充実

オリジナルのカメラバッグやストラップも多数販売している。どれも小型のフィルムカメラやクラシックカメラによく似合う。また、カメラをモチーフにしたシールやメモ帳、便箋などの雑貨もある。

ポパイカメラ

一眼レフやトイカメラなどのフィルムカメラがズラリ

カメラはフィルムカメラ専門で、デジタルカメラは扱わない。初めてフィルムカメラを使う人も多いとのことで、「ニコン FE」や「ミノルタ X-700」などAEを持つ機種が目立つ。

中古一眼レフカメラはすべてレンズとセットで販売

初心者が多いため、中古カメラはレンズとセットが基本。すべて整備済みだ。テスト撮影をしてから店頭に並ぶため、安心して購入できる。もちろん使い方の説明もしてくれる。詳しい人には「コダック シグネット 35」のような機械式カメラも人気。

ポパイカメラ

ポパイカメラ

人気は手ごろなトイカメラやフィルムコンパクトカメラ

フィルムを初めて使う人には、5,000円台で購入できるイルフォードやアグファのトイカメラが人気。2月5日にはオリジナルのフィルムトイカメラ「ポパカメ」も数量限定で発売された。

ポパイカメラ

フィルムの個性を引き出す現像方法はプロにも好評

そして、ポパイカメラの大きな特徴がフィルム現像だ。通常、機械による処理は自動補正が行なわれる。安定した仕上がりは得られるものの、フィルムの個性は失われてしまう。ところがポパイカメラでは、その自動補正機能をオフ。

「処理に手間はかかりますが、フィルムの銘柄による写りの違いがしっかり味わえます。フィルムとオールドレンズのマッチングもよくわかりますよ。この仕上がりを求めてプロの方も来店してくれています」

さらに、リバーサルフィルムをネガ現像するクロス現像も可能だ。かつてプロラボに勤めていた石川社長のこだわりが感じられる。初心者だけでなく、フィルムでガッツリ写真を楽しみたい人にも見逃せないショップだ。

社長のおすすめはコレ!

ポパイカメラ オリジナルネガファイル

現像済みのネガフィルムは整理に困る。そこでオリジナルネガファイルの販売を開始した。ネガをまとめてファイリングできて、メモ書きも可能。整理が苦手な人でも、これなら効率よくネガの管理ができる。価格はSサイズが1,500円、Lサイズが1,650円 (いずれも税込)。

ポパイカメラ

ポパイカメラ
写真はSサイズ

見つけた! 藤井カメラマンの気になる商品

コンタックス 167MT INDUSTAR 50mm F3.5 (マウント改造)

マルチモード機の「167MT」に、旧ソ連製レンズをマウント改造して装着したポパイカメラオリジナルセット(税込 44,800円)。絞り優先AEで撮影可能だ。オールドレンズならではの味わいを持った描写と、フィルムが持つ写りとのコラボが楽しめる。

ポパイカメラ

 

※掲載した商品や価格は取材時のものです。

ポパイカメラ

住所 東京都目黒区自由が丘2-10-2
営業時間 12:00~19:00 (時短営業中)
定休日 水曜
TEL 03-3718-3431
アクセス 東急東横線・大井町線 自由が丘駅 正面口より徒歩2分
URL http://www.popeye.jp