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限定カメラや超望遠レンズが充実! 宝探しの楽しさがある「サイトウカメラ」へ行ってきた

「サイトウカメラ」は1980年に、新品カメラの販売とDPEの店としてスタートした。その後、買取りと中古品の販売も開始し、現在に至る。

サイトウカメラ
写真関連メーカーの看板が目印の、サイトウカメラ本店。間口はさほど広くないが、店内に入ると予想以上の奥行きに感心。

最新ミラーレスからフィルム一眼まで、レア物も豊富

最近の中古動向を、二代目社長の斎藤亮さんに聞いてみる。
「フィルムカメラの価値が、さらに高まっています。以前はほとんど注目されていなかったAFズームコンパクトカメラも、いまや1万円を超える人気商品です。一眼レフは、やはりニコンですね。代表的なのはFM2やF3などです」

フィルムカメラは若い層に、デジタルカメラは中高年層に需要があるという。デジタル一眼で最近売れ筋なのは富士フイルムのXシリーズで、特に「X-T4」など。ソニーやキヤノンの製品も人気だが、キヤノンは品物の数が少ないのが悩みの種だとか。

デジタルは富士フイルム、フィルム一眼はニコンが人気

デジタル一眼ではソニーやキヤノンなどに加え、富士フイルム製品の人気が高いという。フィルム一眼レフではニコン製品がやはり根強く、種類・数ともに品揃えが安定していた。

サイトウカメラ

サイトウカメラ

高価な限定カメラも取り扱う

「ライカ R7 漆 日本シーベルヘグナー創業130周年記念モデル」498,000円 (写真右)。このほかにも、200万円台や300万円のM型ライカ限定モデルなど、高価なレア商品も多数在庫。

サイトウカメラ

中古レンズの品揃えには地域性が関係アリ!

交換レンズでは、超望遠レンズの多さが特徴的。その理由も聞いてみた。
「ここは厚木基地が近いので、以前から飛行機撮影用に超望遠レンズの需要が高いんです。また大和市には泉の森という公園があり、カワセミなどの野鳥撮影も盛んです」と。納得!

レンズは特に望遠系が強い

高性能で高価な超望遠レンズの品揃えが豊富なのも、厚木基地が近い同店ならでは。写真右から2番目の「AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR」(美品) は、新品よりも約25万円安い798,000円 (税込)。

サイトウカメラ

充実した品揃えの店内を物色する楽しさが味わえる

出入口のガラス越しに、店内ショーケースの一部が見える。そこからも、この店の中古品の充実ぶりがうかがえる。また2階に陳列されている、中判カメラや三脚、暗室用品などを物色するのも楽しい。探し物をするだけでなく、ふらりと来店して中古品を眺める、そんな楽しみ方もできる、充実した中古カメラ店である。

1階は新品・中古カメラ、2階は中古の中判や三脚などが並ぶ

店内奥に向かってショーケースが続き、新品と中古の製品が並ぶ。充実した品揃えが印象的。さらに2階フロアには、中判のボディやレンズ、三脚などの中古品がズラリ。引き伸ばし機も置いてあった。

サイトウカメラ

ボディやレンズなど中判製品も充実

2階のショーケースに陳列された中判のボディや交換レンズ群。1万円以下の手ごろな各社望遠レンズが目立った。以前よりもブロニカ製品の需要が高いとのこと。

サイトウカメラ

代表のおすすめはコレ!

ライカ M10 Edition Zagato (エディション ザガート)

「ライカ M10」初の特別限定モデルで、イタリアのデザインハウス「ザガート」がデザインを手がける。トップカバー、ベースプレート、ボディ外装にアルミニウムを採用し、通常モデルより70g軽量化。「ズミルックスM f1.4/35mm ASPH.」がセットで2,790,000円 (税込)。

サイトウカメラ

見つけた! 吉森カメラマンの気になる商品

ミノルタ TC-1

超小型の高級コンパクトで、「リコー GR1」を愛用していた自分も一目置いていた逸品。チタン外装が採用され、高画質設計の「G-ROKKOR 28mm F3.5」を搭載。ターレット状の完全円形絞りも特筆すべき特長。価格は109,800円 (税込)。

サイトウカメラ

サイトウカメラ 新橋通り本店

住所 神奈川県大和市大和東3-2-17
営業時間 10:00~19:00
定休日 年中無休 (1月1日~3日を除く)
TEL 046-264-1517
交通 小田急江ノ島線 / 相鉄線 大和駅より徒歩3分
URL https://www.saito-camera.com

 

 

※掲載した商品や価格は取材時のものです。