すっきりしない天気が続く梅雨の季節は、つい出かけるのが面倒になりがちです。でも、そんなときこそがまさにアジサイのシャッターチャンス。しっとり感やふんわり感を出すための撮影テクニックと、おすすめのアジサイ撮影地を集めて紹介します。ぜひ、気分が晴れるようなベストショットを狙ってください。
目次
決め手は“梅雨らしさ”! アジサイがもっと引き立つ撮影テクニック
どんより空もしとしと雨も、アジサイにとってはすべて味方。梅雨らしい雰囲気が感じられる撮影術や取り入れたい要素には、どんなものがあるでしょうか。
① まずは「なんとなく撮る」からの卒業を
華やかさに魅かれてシャッターを押したものの、撮った写真を見ると平面的だったり印象が暗かったりしていませんか? もっと奥行きのある、涼しげな写真にするための解決法をチェックしましょう。
https://getnavi.jp/capa/special/251796/
② 梅雨の季節ならではのしっとり感を表現しよう
梅雨の時季に咲くアジサイは、しっとりと表現したいもの。雨はもちろん、曇った日の柔らかい光を表現する方法を見てみましょう。
https://getnavi.jp/capa/special/251854/
③ マクロレンズで水滴の存在感アップ!
水滴を生かした花のマクロ撮影について、もっと知りたいときはこちらを参考に。撮影タイミングや機材のケアについても注目です。
https://getnavi.jp/capa/special/302361/
④ テカりありがいい? テカリなしがいい? 判断のポイントは
花や葉のテカりをコントロールするためのアイテムとしてPLフィルターがありますが、適度に効かせたほうがいい場合と、むしろ効かせないほうがいい場合があります。作例写真でその違いをチェックしましょう。
https://getnavi.jp/capa/special/302382/
⑤ ボケ描写を取り入れて写真に変化を
ボケ具合や画面内へのボケの配置を工夫すれば、表現方法のバリエーションがどんどん増えていきます。幻想的な雰囲気を出す応用テクニックにもチャレンジしてみましょう。
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⑥ 参考にしたい応用テクニック
水滴の中に花を映り込ませて幻想的な写真に! ピントの合わせ方はこちら。
https://getnavi.jp/capa/special/259527/
クローズアップ撮影でのブレやピンぼけ対策はこちら。
https://getnavi.jp/capa/special/259546/
イメージ通りのボケ具合を得るための絞りの操作は、こちらからチェック。レンズの焦点距離との兼ね合いも大事になってきます。
https://getnavi.jp/capa/special/252105/
周辺風景とのマッチングにも注目! おすすめアジサイ撮影スポット6選
存在感のあるアジサイは、周りの風景や建物と組み合わせてもよく映えます。名所や名刹、さらに身近にあるアジサイ撮影スポットを紹介します。
[東京] レトロな建築物とアジサイを絡めて撮れる「府中市郷土の森博物館」
江戸中期から昭和初期の建築物が移築保存されており、アジサイ園とともに撮影を楽しめます。2022年は5月28日~7月3日に「あじさいまつり」も開催。主なアクセスはJR南武線・京王線の分倍河原駅、京王線の府中駅から路線バスにて。
https://getnavi.jp/capa/guide/kyoudonomori_ajisai/
[東京] お散歩ついでにふらりと寄れる「多摩川台公園」
常時無料開放されている公園の一角に、アジサイが密生しています。東急東横線 / 目黒線 / 多摩川線の多摩川駅から徒歩1分と、アクセスのよさもポイント。
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[千葉] 南房総のアジサイ寺として知られる「日運寺」
約2万株のアジサイが植えられている古刹。見頃は6月中旬~7月上旬です。アクセスはJR内房線の館山駅または南三原駅から路線バスにて。
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[栃木] 石段や山門との組み合わせは情緒たっぷり「大中寺」
6月中旬~7月上旬に、山門へと続く石段沿いのアジサイが見頃を迎えます。アクセスはJR両毛線の大平下駅、東武日光線の新大平下駅より。
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[石川] 棚田とあぜ道のアジサイが織りなす絶景「白米千枚田」
日本海に面する棚田と、そのあぜ道に咲くアジサイを組み合わせて撮影できるスポットです。主なアクセスは、のと鉄道七尾線の穴水駅からバスまたはタクシー。
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[愛媛] スケール感を生かして撮りたい「新宮あじさいの里」
山の斜面に2万株のアジサイが咲く花の名所。山の下から谷を見渡すようにすると、遠近感のある情景が狙えます。6月中旬~7月上旬が見頃。2022年の新宮あじさい祭りは6月18日~30日。6月11日~7月3日には、あじさいモノレールも運行されます。アクセスは、JR予讃線の伊予三島駅から路線バスにて。
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〈文〉佐藤陽子