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楽しみ方は盛りだくさん! 沙倉しずかが満喫する24H耐久レース(前編)

こんにちは!カメラ・写真大好き現役レースクイーンの沙倉しずかです!
カメラ歴はもうすぐ4年で、今もそしてこれからも永遠にカメラ勉強中です。

6月3日〜5日に富士スピードウェイで開催された、「NAPAC FUJI SUPER TEC 24時間レース」に行って来ました!そう、現在国内で行われている唯一の24時間耐久レースです。

今年は過去最多となる9クラス56台の様々なマシンが順位を争いました。

24時間耐久レースの楽しみは、長時間にわたるレースということで、有名なル・マン24Hレースなどでもみられるように、仲間や家族とキャンプをしたりバーベキューをしたりしながら、いつもよりゆっくりレースを観戦できること。

また、写真好きにとっては、夜中でも早朝でも撮りたいときに自由に写真を撮れるので、時間帯によるサーキットの表情の変化を撮ることができたり。あとは、数多くの出店があったり(夜中もやっているお店も!)、打ち上げ花火が上がったりと、お祭りのような雰囲気があります。

本当にワクワクするようなことが盛りだくさんなので、今回の記事は前・後編に分けて、サーキットでの様々な楽しみ方をリポートしたいと思います!

初めてプレス用タバードを着用!

GT公式テストの取材時は一般観客エリアでの撮影だったので必要なかったのですが、今回はパドック側にも取材に入るということで、私もプレス用のタバードを着用しました。

本物のプレスになったみたいで気持ちが高まります!(←本物です:編集部)

まずはピットウォークから撮影スタートです。

ピットウォークとは、チケットを購入したお客様がピットロードやコースに入って、マシンやレースクイーンを見ることができるイベントで、もちろんカメラやスマホで撮影もできちゃいます。

富士スピードウェイのホームストレート上に、数えきれないほどのレースクイーンが並ぶ姿は圧巻です。

レンズはCAPA編集部さんに借りた「FE 70-200mm F2.8GM OSS」を使用しました。ボディーは自分の「SONY α7 III」です。

全身やチーム全員を写すには不向きですが、個人的に寄りの写真が好きなことと、複数人を同時にカメラに収めた場合、全員を可愛い表情で写すのは難しいので、なるべく後でトリミングをしなくていいように、このレンズを選びました。

いざ入場!

各チームのレースクイーンに集まるお客さんの勢いと熱量に、始まった瞬間「ここは戦場だ…」と、気持ちで負けそうになりました…

ピットウォークでの撮影はスピードが勝負です。

順番待ちしている間に、カメラのセッティングをし、どのように撮るかのイメージをして臨みますが、実際に撮る順番が来るとそんな思い通りにはいきません。

1人に狙いを絞って撮ろうと思っていたら隣の子まで目線をくれるサプライズがあるのです。

それはもう喜んで2人一緒に撮らせていただきます。

大勢のお客さんがいる中、自分のカメラに目線をもらうのは、初心者にとって難易度が高いです。

しかし、私に気付いてくれて笑顔で目線をくれるだけでなく、ポージングのパターンを次々と繰り出すサービス精神旺盛なレースクイーン達には心を奪われました(笑)

プライベートでピットウォークに参加したことはあったのですが、滝のように汗が流れる暑い日も、凍えるような寒い日も、長時間列に並んで待って、ピットウォークに参加するお客さんの気持ちがわかったと同時に、あらためてレースクイーンとして学ぶ部分がたくさんありました。

そして同時にピットロード上では各チームのマシンが並び、チームによってはドライバーも出て来て写真対応してくれるところもありました。

帰宅して撮影データを見てみると、意外と撮影したレースクイーンの人数が少ないことに驚きました。ピットウォークの40分間という限られた時間内でいかに多くのレースクイーンを効率よく撮るか、これはきっと永遠の課題です。

次にキャンプの準備

私にとって人生初めてのキャンプです!今回の目的がナイト走行の撮影でもあったため、夜通し走るマシンをいつでも撮影できるように、コースサイドにテントを張ってキャンプをすることにしたのです。テントの組み立ては難しいイメージがあったのですが、たった15分で簡単に組み立てられました。

1人~2人用のテントだったのですが、中は落ち着く狭さで居心地が良かったです。

これを機にソロキャンプデビューも遠くはないかもしれません。

キャンプを楽しむ人が多いからか、イベント広場ではアニメ『ゆるキャン△×FUJI SPEEDWAY』ブースが登場し、ゆるキャン△オリジナルラッピングG Rヤリスの展示や限定グッズの発売などで賑わっていました。

他にも数えきれないほどのブースや屋台が出店しており、美味しそうな食べ物がたくさんあって迷ってしまいます。
兄弟メディアのGetNavi WEBでレースの記事を執筆したこともある超人気レースクイーンの生田ちむさんが売り子をしているのを発見しました!コスチュームを着ていなくてもトップレースクイーンの存在感は抜群で、さすがの神対応でした。

いよいよレーススタート!

お昼はケバブで腹拵えをし、グリッドウォークに臨みます!

グリッドウォークとは、決勝レースのスタート直前に行われるイベントで、ホームストレートのスタート位置についたマシンをはじめ、ドライバー、メカニック、監督、レースクイーンを間近で見られ、写真を撮ることもできます。

ライバルチームのドライバー同士がコミュニケーションをとったり、監督とドライバーが真剣に話していたり、メカニックがスタート前の最終調整の作業をしていたりと、グリッドウォークは貴重な場面を撮影できる宝庫です。

私がレースクイーンの立場でグリッドウォークにいるときは、カメラではなく傘を持っているので撮れませんが、「今シャッターチャンス!」と心の中で叫ぶことが何度もありました。

グリッドウォークも「FE 70-200mm F2.8GM OSS」で臨みました。

ピットウォークよりも大勢の人が縦横無尽に行き交うグリッドウォークでは、狙った被写体の前に必ずと言っていいほど色んなものが映り込むので、思いっきり寄って撮ろうと考えました。

しかし、人物を撮るにはそれで良かったのですが、マシンと人物を両方写そうとすると無理があったので、もう少し広角で撮れるレンズの方が良かったのかなと思いました。

グリッドウォークでのレースクイーンの仕事は、ドライバーさんに傘を差すことが第一優先です。ドライバーさんによっては歩き回るので、撮影対応をしながら傘を差し続けることは意外と臨機応変な対応が求められます。

傘はスポンサーやチームの看板とも言える大切なものなので、ロゴが写るように、傘の留め具は後ろになるように、他の人の邪魔にならないように、360度周りを気にしながら動きます。後ろにもう一つ目が欲しいほどです。

そんな中、目線をくれる優しいレースクイーンには感服しますが、目線がなくても仕事を全うしている彼女たちの真剣な表情を撮れるのがグリッドウォークの好きなところです。

さぁ、続いてはいよいよレーススタートです。
マシン撮りに向かいます!続きは後編をお楽しみください。

※撮影時のみ一部マスクを外しています。
協力/富士スピードウェイ

文・写真/沙倉しずか
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沙倉さん撮影/編集部