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クラシックカメラならおまかせ! 国産から舶来品まで充実の「クラシックカメラ モリッツ」へ行ってきた

今回訪れた「クラシックカメラ モリッツ」は、以前は京王線の府中駅近くに店舗を構えていたが、15年くらい前に新宿へ移転した。その店内には、国内外のフィルムカメラや交換レンズなどが、所狭しに並べられている。

カメラ屋エクスプローラー:クラシックカメラ モリッツ
京王新線・新宿駅の新宿都心口からだと徒歩1分。甲州街道にほど近い6階建てビルの2階。カメラの絵と「CAMERA」の文字が目印。

舶来品から国産まで、さまざまな国や年代、種類の中古カメラを扱う

店内は、1960~70年代の国産カメラ&レンズをはじめ、多くのカメラファンが注目するライカやローライなどの舶来製品も充実。旧ソ連製のキエフ4Mやイギリス製の6×9判スプリングカメラ (ソホ パイロット) など、さまざまな国のクラシックカメラが並んでいた。交換レンズに関しても、AiニッコールやM42マウントのSMCタクマー、カールツァイスなど、バラエティに富んだ品揃えに感心。

掘り出し物が眠る!? 至る所に商品が並ぶ店内

店内の四方と中央にショーケースがあり、その中に国内外のカメラやレンズが多数陳列されている。ショーケースの足元にも各種のアクセサリー類が。それらをじっくり観察すると、掘り出し物が見つかるかもしれない。

カメラ屋エクスプローラー:クラシックカメラ モリッツ

注目度の高いカメラは?

取材に訪れたとき、来店していた外国人のお客さんと店長の森満さんが言葉を交わしていた。そこで、客層や注目の商品について聞いてみた。

「近年は、各国の外国人のお客さんが多いですね。注目度の高い商品は、ライカ、ローライ、ハッセルブラッド、ニコン。これらの製品ですかね。二眼レフのローライフレックスなどは特に人気です」

ライカ、ローライ、ハッセルは根強い人気

舶来カメラの中では、ライカ、ローライ、ハッセルブラッドなど “鉄板ブランド” の人気が健在。今回の取材では、「ライカ IIIf」「ローライコード」などが多く陳列されていた。こういったお手ごろ価格モデルの需要も高い。

カメラ屋エクスプローラー:クラシックカメラ モリッツ

カメラ屋エクスプローラー:クラシックカメラ モリッツ

国産フィルム一眼も充実

国産のフィルム一眼レフは、各社の機種や品数がバランス良く在庫。その中でも、人気のあるニコン製品は充実。状態の良い「F」や「F2」など、魅力的な商品が目立っていた。

カメラ屋エクスプローラー:クラシックカメラ モリッツ

お手ごろ価格のコンパクトカメラも人気

また、オリンパスのμ (ミュー) やXAシリーズなどのコンパクトカメラは人気健在で、若い人はもちろん、外国の方にも注目されている。5,000円くらいの手ごろな商品を買う人が多いという。

一般的に「クラシックカメラ」と聞くと、古くて特殊な製品が多いと身構える人もいるかもしれない。だが、前述したとおり、ここの品揃えは国や年代、種類がさまざま。メーカーの品数バランスも良い。だから、多くのカメラファンが “興味津々” になれるはずだ。

品薄のフィルムコンパクトも多数陳列

若者を中心に注目度が高いフィルムコンパクトカメラ。1万円以内で買えるAFコンパクトが数多く並んでいた。それらのデザインやカラーリングを見るだけでも楽しい、懐かしい。

カメラ屋エクスプローラー:クラシックカメラ モリッツ

店長のおすすめはコレ!

フォクトレンダー ベッサマチック、ズーマー 36-82mm F2.8

このズーマーは、1959年に発売された世界初のスチル用ズームレンズ。独特な外観と全域F2.8の明るさが目を引く。純正のフロント&リアキャップ付き53,000円 (税込)。ベッサマチックは自動絞り機構のレンズシャッター一眼レフ。価格は15,000円 (税込)。

カメラ屋エクスプローラー:クラシックカメラ モリッツ

見つけた! 吉森カメラマンの気になる商品

ペンタックス KX + smc PENTAX 50mm F1.4

新規のバヨネット式Kマウントを採用した、Kシリーズの中級機。1975年発売。メカニカル機構のマニュアル機だが、先進のSPD受光素子を使用した露出計や、絞り値の直読窓などを搭載する。50mm F1.4付きで28,000円 (税込)。

カメラ屋エクスプローラー:クラシックカメラ モリッツ

※掲載した商品や価格は取材時のものです。

クラシックカメラ モリッツ

住所 東京都渋谷区代々木2-19-12 唐沢第二ビル2F
営業時間 11:00〜18:30
定休日 日曜
TEL 03-5358-7641
アクセス JR新宿駅南口より徒歩5分
URL http://www.moritz.co.jp