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富士フイルム「X-S20」を触ってみた!【PHOTONEXT2023レポート】

2023年6月6日〜7日の2日間、フォトグラファーズ&フォトビジネスフェア「PHOTONEXT (フォトネクスト) 2023」がパシフィコ横浜で開催された。会場で見つけたカメラ関連の機材をピックアップして紹介する。

【富士フイルム】イベント初お披露目の「X-S20」をさっそく触ってみた

PHOTONEXTの会場で、もっとも大きなブースを構えていた富士フイルム。ブースコンセプトは「写真はプリントにしてこそ価値がある。」で、製品とサービスの2本立ての構成になっていた。

【PHOTONEXT2023】富士フイルム

 

ラボシステムなどの展示はなく、Xシリーズ、GFXシリーズのデジタルカメラやチェキシリーズの展示コーナーがブース中央に設けられ、奥には撮影体験ができるセットも組まれていた。

【PHOTONEXT2023】富士フイルム

被写体検出AFを搭載したVlog仕様の「FUJIFILM X-S20」

展示コーナーの目玉は、発売前の「X-S20」。同じく発売前の「XF8mmF3.5 R WR」、三脚グリップ「TG-BT1」と一緒に展示されていた。「X-S20」「XF8mmF3.5 R WR」は、どちらも2023年6月29日発売予定だ。

【PHOTONEXT2023】富士フイルム

 

「X-S20」は、コンパクトなボディに有効2610万画素の第4世代裏面照射型イメージセンサー「X-Trans CMOS 4」と、第5世代の画像処理エンジン「X-Processor 5」を搭載する。

【PHOTONEXT2023】富士フイルム

 

ホールド性の高い大型グリップを採用し、ディープラーニング技術を使って開発された被写体検出AF機能を搭載。人物の顔や瞳、動物・鳥・車・バイク・自転車・飛行機・電車・昆虫・ドローンをAIで検出する。バッテリーは「X-T5」などと同じ大容量の充電式バッテリー「NP-W235」を採用し、撮影可能枚数が従来機「X-S10」の2倍以上に向上している。

【PHOTONEXT2023】富士フイルム

 

モードダイヤルには「Vlogモード」を搭載。セルフィー撮影時にカメラ設定を素早く変更することができる。

【PHOTONEXT2023】富士フイルム

 

「Vlogモード」に設定すると、液晶モニター右に「Vlog」の切り替えボタンが表示されるようになる。

【PHOTONEXT2023】富士フイルム

 

X-H2S」「X-H2」の動画撮影をサポートする冷却ファン「FAN-001」が装着できるようになっている。液晶モニターを開くと、ボディ背面に取り付け用のネジ穴が設けられていた。

【PHOTONEXT2023】富士フイルム

Vlog撮影に便利な超広角レンズ「フジノンレンズ XF8mmF3.5 R WR」

「XF8mmF3.5 R WR」は、XFレンズで最広角8mmの単焦点レンズ。35mm判換算で12mm相当だ。

【PHOTONEXT2023】富士フイルム

 

非球面レンズ3枚とEDレンズ2枚を含む9群12枚のレンズ構成を採用しつつ、長さ約52.8mm、質量約215gとコンパクト化を実現している。超広角レンズながらフィルター径は62mmで、フィルターの装着が可能だ。

【PHOTONEXT2023】富士フイルム

 

コンパクトな「X-S20」とのバランスもいい。最短撮影距離0.18mはVlog撮影でも扱いやすそうだ。

【PHOTONEXT2023】富士フイルム

 

花形レンズフードとラッピングクロスが同梱される。

【PHOTONEXT2023】富士フイルム

会場外での撮影体験やカメラのレンタルサービスもあった

PHOTONEXTの会場近くにあるレストランを借り切って、ウェディングモデルの撮影体験が行われていたので、そちらの様子も紹介しよう。

【PHOTONEXT2023】富士フイルム

 

カメラ操作や機能の特徴をスタッフの解説付きで体験できた。スタッフのポロシャツには、フィルムのパトローネがデザインされていた。

【PHOTONEXT2023】富士フイルム
ポロシャツは残念ながら非売品

 

4台のカメラを使ったリモート撮影のデモンストレーションも行われていた。

【PHOTONEXT2023】富士フイルム

【PHOTONEXT2023】富士フイルム

 

2時間自由に撮影できる「デジタルカメラレンタルサービス」も実施。「GFX100S」や「X-T5」など、気になっている機材を使い放題。ウェディング撮影会場でも撮影することができた。

【PHOTONEXT2023】富士フイルム