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念願のカワセミも撮れた! 写真大好きレースクイーン・沙倉しずかが都内で野鳥撮影に挑戦

こんにちは! カメラ・写真大好き現役レースクイーンの沙倉しずかです! カメラ歴は5年で、今もそしてこれからも永遠にカメラ勉強中です。

昨年12月末、都内の公園に野鳥を撮りに行ってきました。今回の最大の目標は、カワセミを撮ることです!

私はカワセミを写真でしか見たことがありません。写真から伝わる鮮やかな青緑の羽、つぶらな瞳、魚をつかまえる瞬間のスピード。いつかその姿を生で見てみたいと思ってはいたのですが、1度も見つけられずにいました。

野鳥撮影に挑戦するのは昨年3月、北海道の雪の中でのシマエナガ以来です。

そのときシマエナガを撮れたことで少しだけ自信がつき、今回の野鳥撮影は比較的スムーズにできてしまうのでは…?と思っていました。

今回もレンズは北海道で使ったのと同じCAPA編集部にお借りした「SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG DN OS | Sports」 。ボディは買い替えたソニー「α‬7R V」になっています。


しかし、現実はそう甘くはありませんでした。ここは東京。シマエナガを撮った北海道と違って雪はないのです。

木も地面も雪に覆われた真っ白な世界で野鳥を見つけるのは割と簡単だったのですが、木の枝、枯葉や土といった茶色の世界で鳥を見つけるのは慣れていないとかなり難しいです。

ひとりでは撮るどころか鳥を見つけることすらままなりませんでした。

連載初!助っ人の先生が登場

しかし、今回はそんなことも見越したCAPA編集部さんが、強力な助っ人を呼んでくださっていたのです。数々の俳優、アイドルなど著名人のグラビアを中心に撮り続けているプロカメラマンであり、野鳥撮影が趣味の木村直軌先生です。

お名前は前々から存じ上げていたのですが、お会いするのは今回が初めてでした。野鳥撮影にハマって約6年ということで、とても単なる趣味のレベルとは思えない装備で600mmの単焦点レンズを軽々と持ち、慣れた様子でガビチョウ、ヒヨドリ、シメ、コゲラ、ヤマガラ、メジロ、エナガ、モズ、ルリビタキを見つけ、次々とカメラに収めていました。

木村直軌さん撮影(ソニー α1 FE 600mm F4 GM OSS)

慣れている人は本当に鳥を見つけるのが早い! 野鳥が定期的に飛んでくるポイントや鳴き声などを聞き分けながら、どんどん見つけていくのです。

先生曰く、この日はかなりラッキーだったようで、1日でこんなに多くの種類の鳥に会えるのは珍しいそうです。

野鳥が現れそうなポイントを移動しながら、「ほら、あそこにいるよ」と教えてもらい、先生の後を追いますが、鳥の動きの速さや望遠レンズの扱いに慣れるまでは、シャッターを押すのが遅れてしまい、飛び立った後の枯葉しか写っていない写真を大量生産してしまいました。

野鳥撮影に効果絶大のニューアイテム導入!?

そんな様子で私がもたついていると木村先生がドットサイト照準器を貸してくれました。ホットシューに装着すると、前方のスクリーンに赤いターゲットマークが表示され、望遠レンズで位置を特定しにくい野鳥や小さい対象を見つけやすくしてくれるお助けアイテムです。この道具も使いこなすには慣れが必要だと感じましたが、拡大されすぎてどこを撮っているかわからないという位置関係が掴みにくい超望遠に対する苦手意識を減らしてくれました。

α7R Ⅴ」の瞳AFは、検出対象を「鳥」に設定することができます。公園で出会ったどの鳥にもすぐに反応してくれる期待以上のAF精度で、鳥を画角にさえ入れることができれば、多少の枝や葉があろうとほとんどピントを外すことなく撮影できました。

必要なのはコミュ力!?

公園内にはいくつか野鳥の人気撮影スポットがあるようで、望遠レンズを持ったカメラマンが沢山集まっている場所がありました。木村先生はその人たちとまるで知り合いかのように自然に会話に入り、絶妙な距離感でコミュニケーションを取り、どんな鳥がいつ来たのか、何時くらいまで鳥が来る可能性があるのかなど、野鳥の情報を得ていくのです。そうして、いろんな公園や撮影スポットごとに、どんどん野鳥友達が増えているそうです。野鳥撮影にはコミュニケーション能力が必要なのか…と、コミュニケーション能力の低い私は愕然としました。

ついにカワセミと対面

そして木村先生の案内の下、カワセミが現れるという池の周辺を探索していると、「あそこ! いるいる」と先生が指さす方向を見ると、ついに念願のカワセミと対面することができました!

しばらく観察していると、水中に飛び込み、自分の体の1/3ほどの大きさの魚を捕まえる瞬間まで見ることができました。そのスピードとカッコ良さに大興奮で、一瞬にしてカワセミに心を奪われました。カメラを構える時間は残念ながらなかったです。

↑魚をくわえて飛び去るカワセミは木村直軌さんが見事撮影

カワセミは素早く飛び回っているイメージがあったのですが、1度木の枝などに止まると10分20分と動かないことも多いそうで、カワセミに気付かれないようにそーっとカメラを持って移動して様々な角度から撮影することができました。

また、木村先生の600mm単焦点をお借りして撮影する余裕まであり、このカワセミの写真はそのレンズで撮影したのですが、明るくてボケが綺麗でやっぱり単焦点はレベルが違いました…。

その後しばらくカワセミに会えた感動が忘れられず、都内の公園でも十分に野鳥撮影ができることを確信し、自分のレンズでもっと気軽に野鳥を撮影しに行ってみたいと思い、マシン撮りにも使えるからと自分に言い聞かせ、この撮影の後3週間悩みに悩んで、「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS」の中古を24回払いで購入してしまいました!

新しく購入したレンズで撮影した写真をこの連載で発表できるよう、もっともっとレベルアップ頑張ります!

番外編

グラビアなどで活躍されている木村先生になんと私も撮っていただきました。とてもうれしくて良い記念になりました。

文・写真 / 沙倉しずか
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取材風景撮影 / 編集部