【3時間目】アート紙にモノクロプリントしよう!

午後はプリント実習。まずは撮影した写真から3枚をセレクトし、「写真用紙クリスピア<高光沢>」の2L判にプリント。そこから清水さんと一緒にA4の「Velvet Fine Art Paper」に出力する1枚を選ぶ。清水さんは、撮影意図や選んだ理由などを聞きながら、全員の講評を行なった。


ずらりと並べられたプリント23枚。「全部、違う用紙です」とエプソン販売の稲原さん。用紙の種類はもっともっとあるという。好評だったのが用紙クイズ。普段はじっくり用紙を見比べたり、ましてやベタベタ触ったりはしない部員たち。ここでは色の出方の違いや紙の質感、手触りが重要になる。部員の1人は「用紙を視覚と触覚で感じられ、ちょっと大げさですが胸を打たれました」と話してくれた。


最後は、部員選抜の1名が写真展サイズ&クオリティーに挑戦。黒が深い写真高画質プリンター「SCーPX1V」で出力されたA3ノビの「Velvet Fine Art Paper」は、まさに極上のモノクロ作品だ。


用紙を見る・選ぶポイント
用紙は大まかに、光沢紙、マット紙、絹目調、アート紙、和紙などに分けられる。異なる描写が得られる用紙は、①紙の色、②質感、③手触りに注目すると、求める表現に近い用紙選びができる。
①紙の色
余白の紙白を見てほしい。黄みが強かったり若干青みがあったり、写真の白い部分はこの白色で表現される。色を乗せることで全体の発色も変わってくる。

②質感
主に、光沢、半光沢、無光沢がある。この写真は反射が強く、色の発色がいい光沢紙。マット紙や和紙は無光沢で、落ち着いた印象を与える。半光沢の絹目調は、抑えられた光沢感でナチュラルな仕上がりとなる。

③手触り
テクスチャーともいう。反射が強い光沢紙はツルツルと、和紙は繊維が感じられるほどザラツキ感がある。下の写真は「Velvet Fine Art Paper」。程よい凹凸があり、マットな質感ながら彩度が高く、立体感のある表現ができる。
