ソニーの「VLOGCAM ZV-E10」を片手に、カメラを勉強中の元・気象キャスター 大島璃音さん。彼女がファインダー越しに覗くのは、仕事での一コマや風景、それに何気ない日常。そんな大島さんの1か月を、写真とともにお届けするフォトダイアリー連載。今回は、2026年上半期の思い出を2回に分けて振り返る特別編の後編です!【前編はこちら】

突然思い立って青森の弘前さくらまつりへ
4月某日 : 弘前さくらまつり
4月から5月にかけては、たくさん旅行に出かけました。まずは青森県の「弘前さくらまつり」へ。前回お伝えした「LUFT TOKYO」への突発的な行動でもおわかりだと思いますが、私、急に思い立って動くことが多いんです。青森の旅行もまさにそうで、ふと日帰りで行きたくなったんです。

とはいえ、本当に何の計画も立てていなかったので、青森県に着いた時点ですでにお昼 (笑)。にもかかわらず、のんびりご飯を食べていたら、弘前駅まで向かう電車の本数があまりないことに気づいて。しかも、電車がゆっくりと走っていたこともあって、弘前城に到着したのは15時頃でした。
当然、帰りの新幹線の切符を予約しているわけもなく、それどころか、都内に戻るための最終便も調べていなかったので、18時過ぎには弘前城を出ないといけないということがわかってから、本当に大慌てでした (笑)。

地震があったのは、ちょうど帰りの時間を気にしはじめた頃でした。私は高台にいたのですが、まったく揺れを感じず、周りにいた方たちも同じだったようです。家族から「大丈夫?」という連絡を受けて、初めて地震があったことを知ったんです。
青森駅まで戻ることができたものの、やはり新幹線は運行を見合わせていて。ほかの交通手段を調べている間に、飛行機などの席もどんどんなくなっていくという状況でした。その後も新幹線は運転再開の気配がなく、「これは駅で寝泊まりかな…」と覚悟を決めていたのですが、東京にいる家族がホテルを探して予約をしてくれたことで、なんとか泊まる場所は確保できたんです。
ただ、駅周辺には状況がよくわかっていない海外の方もたくさんいらっしゃって。スマホの翻訳機能や拙い英語を駆使しながら、困っている方に説明をしたりもしたのですが、それも限界があり、自分の無力さを痛感しました。
こうした大きなハプニングは初めての経験でした。でも、予期せぬ事態は起こりうるもの。それに瞬時に対応するためにも、旅行の計画はしっかりと立てないとダメだなと改めて実感しました。

念願の有田陶器市へ! 波乱の旅でした
4月某日 : 有田陶器市
ゴールデンウィークに、初めて佐賀へ行きました。料理を作るようになってからお皿集めが趣味になり、佐賀県で開催されている有田焼の陶器市にどうしても一度行ってみたかったんです。大島家ではお皿のセレクトの実権をずっと母が握っていて、その多くが同じブランドの白いお皿で統一されているんですね。でも、それだけでは味気ないなと思い始めて。
それで、私がいろいろな柄の陶器に料理を盛り付けてみたところ、母もちょっとずつ規制を緩和してくれるようになり (笑)。今回の陶器市も「こんなにもすてきなお皿がたくさんあるんだよ! 行ってみたくない!?」と時間をかけてプレゼンし、無事に母も一緒に行ってくれることになりました。

自分で言うのもなんですが、旅行の計画は完璧でした。なのに、佐賀に着いてからは想像を絶する過酷な旅になってしまいました (笑)。事前に現地までのルートを調べ、しっかりとホテルも予約して、抜かりないプランで臨んだんです。でも、実際に現地へ行って初めて分かることがたくさんあって。
まず、佐賀空港から佐賀駅までのバスの本数が少ない。なんとか無事に乗れたものの、佐賀駅から目的の駅に行くまでの電車も、1時間に1本程度しか走っていなかったんです。こうした、乗り換えのことまで頭に入っていなかったことがすべての元凶でした (笑)。
その結果、当初の予定では、ホテルに荷物を置いてから陶器市へ行こうと思っていたのですが、そんな余裕がないことがわかり、急遽、手荷物預かりをしているお店に預けることにしたりして。それ以外にも、目的の一つでもあったご飯屋さんで食事ができたのはいいんですけど、また電車の本数が少ないことを思い出してバタバタと慌てたり。電車が遅れたことで荷物を預けたお店の閉店時間に間に合わなくなりそうになったり……。旅の初日だというのに、体力的にも精神的にもヘロヘロになってしまいました (笑)。

でも、そうした苦労が報われるほど陶器市は素晴らしいものでした。窯元さんから直接、お皿作りの想いをうかがえたり、実は有田焼と伊万里焼は出荷する港が違うだけで、実質的に同じものだったということを教えてもらったり。何より、古くから続いている伝統や文化に直接触れることができたのが嬉しかったです。お土産用の陶器も、「どこかの業者さんですか?」というぐらい買いました。当然ながら、帰りの荷物がものすごく重くなって、何かの修行かと思いましたけど (笑)。

宮古島でゆったりとリゾート気分を満喫
5月某日 : 宮古島
青森と佐賀に続いて、宮古島にも行ってきました。毎年、母の誕生日に合わせて2人で旅行するのが定番になっていて、いつも母からのリクエストは南の島なんです。そして今回選んだ先が、沖縄の宮古島でした。

宮古島には2人ともまだ行ったことがなかったのと、以前の職場で同僚が「ウミガメも見られますし、本当に最高ですよ!」と大絶賛をしていたのもあって決めたんです。彼女のおすすめ通りにすれば絶対に間違いないだろうなと思い、まるっと旅行プランをまねしてみました (笑)。

ホテル内の敷地が広く、部屋の前には運河のようなものもあり、そこではウミガメたちがピロピロと泳いでいたんです。施設もものすごく充実していて、食事もいろいろな料理を楽しむことができて。それに、ちょうど人が少ない時期だったのか、敷地内でほかの旅行者と出くわすこともほとんどなく、リゾート気分を満喫することができました。佐賀の陶器市への旅が想像以上に疲れただけに (笑)、まさに極楽のような3日間でした。

国内最速のSUPER FORMULAを初体験!
5月某日 : SUPER FORMULA
今年2度目の鈴鹿サーキットです! 今回はF1ではなく、SUPER FORMULAの第4戦と第5戦。国内レースを観戦するのは初めてでしたので、行く前からすごくワクワクしていました。
レースは想像していた以上に盛り上がり、第4戦では途中から少しだけ雨が降ったことが、優勝争いをより面白くしてくれました。翌日の第5戦も最終ラップまでどうなるのか分からない展開で、日本最速のレースを満喫できた大満足の2日間でした。

新鮮だったのが、どちらの日も予選と決勝の間にドライバーたちのサイン会や撮影会をしていたことです。レースを目前に控えて集中したい選手もいると思うのですが、ファンとの交流をすごく大事にされていて。お客さんにとっても、さっきまで予選を戦っていたドライバーたちに直接エールを届けられるので、決勝の応援にも力が入りますよね。そうしたイベントの魅力やサーキット全体の雰囲気も含め、すごくすてきな空間だなと感動しました。
個人的にも、PONOS NAKAJIMA RACINGの中嶋悟監督や佐藤蓮選手、それにタレントの “みかっちゃん” こと笠原美香さんともお会いすることができて、春のF1日本グランプリでお会いしたときとは違う表情や姿を見られたのもいい思い出でした。

ちなみに、今回はお友だちと一緒の観戦だったんです。その方は、昨年のF1日本グランプリのときに宿泊施設で知り合った女性で。ちょっとしたトラブルに見舞われていたのを見かけて、「大丈夫ですか?」と声をかけたのがきっかけでした。
場所がお風呂場だったこともあって不思議な連帯感が生まれ (笑)、翌日にも偶然お会いしたことから、すっかり仲良しになりました。それ以来、たまに会ってお茶をする仲に。今回のSUPER FORMULAにはご夫婦でいらしていて、すてきな旦那様ともお会いすることができました。
仕事では当然ながらレース好きの方とお会いする機会が多いのですが、こうしてプライベートで知り合い、一緒に食事に行ったり、大好きなモータースポーツについてお喋りできるのって初めてのことで。それがすごく新鮮で、本当に楽しい時間になっています。これからもちょっとずつ、お仕事以外でもレースファン仲間を増やしていきたいと思っています。

- 大島璃音 (Rinon Ohshima)
- 1999年3月19日生まれ。東京都出身。2024年まで「ウェザーニュースLiVE」の気象キャスターとして活躍。趣味は料理・旅行・F1観戦。
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