サムスンは折りたたみスマートフォン市場を開拓してきましたが、ここ最近は中国メーカーとの厳しい競争にさらされています。今年5月には世界市場のトップをファーウェイに奪われたと調査で判明しました。
そんななか、次期「Galaxy Z Flip7」(縦折り)と「Galaxy Z Fold7」(横折り)はさらに大きな画面を搭載すると著名アナリストが予想しています。
ディスプレイ業界専門アナリストのロス・ヤング(Ross Young)氏は、Galaxy Z Fold7はGalaxy Z Fold Special Edition(以下、Galaxy Z Fold SE)と同じ画面サイズになると述べています。
中国・韓国だけで発売されたGalaxy Z Fold SEは外側のカバー画面が6.5インチ、折りたたみ画面が8インチであり、いずれもGalaxy Z Fold6(外側のカバー画面は6.3インチ、折りたたみ画面は7.6インチ)を上回っています。
また、Galaxy Z Flip7の折りたたみ画面は6.7インチから6.85インチに、カバー画面も3.4インチから4インチ程度になるとのこと。つまり、次期折りたたみ機は両方とも画面が広くなるというわけです。画面が広くなればボディも大きくなり、より大容量のバッテリーを搭載するために必要なスペースを確保できるはず。
さらに、デバイスを折りたたんだままでも、画面のなかで窮屈な思いをすることなく使えるようになりそうです。特にGalaxy Z Flip7のカバー画面が4インチになれば、初代iPhone SEと同程度のサイズになり、折りたたんだ状態でもアプリが従来より使いやすくなるかもしれません。ただし、サムスンがそれを望んでいるのか、これまで通りウィジェットに限るのかは不明です。
広くなった画面と大型のバッテリーに加えて、クアルコムの最上位モバイルチップ「Snapdragon 8 Elite」が搭載されれば、凄まじいパワーが期待できます。もっとも、サムスンが性能的には少し控えめな自社製チップ「Exynos 2500」を採用するとの噂もあり、続報を待ちたいところです。
Source: Ross Young (X)
via: Sammobile