アウターやバッグのジッパーの滑りが悪くなるとストレスを感じることはありませんか? そのまま放置しがちなトラブルではあるけれど、その“ちょっと不便”を手軽に解消できちゃうグッズがモンベルにあるんです。
ジッパーのお手入れが簡単に
mont-bell 「スムーススライダー」
770円(税込)
モンベルの「スムーススライダー」はジッパーの動きを滑らかにするペンタイプの潤滑剤。衣類やバッグ、テントなどのアウトドア用品などあらゆるジッパーに使えるので、1本あると意外と使えるグッズです。潤滑剤として使われている成分は「ろう(天然カルナバ)」+「シリコン樹脂」。この成分を見て、そういえば祖母がジッパーにろうそくを擦っていたことがあったなぁ……と昔を思い出しました。
本体はカラーペンのポスカと同じような仕組みになっています。使い方の流れはこんな感じ。
※キャップを外して振ると潤滑剤が飛び散る場合があるので必ずキャップをして振るべし。②キャップを外し、ペン先を数回押し付け潤滑剤を出す
※潤滑剤が出過ぎて後悔しないように、不要なDMなどを用意して押し付けるべし。③ペン先に染み込んだ潤滑剤をジッパーに塗付する
※ジッパーの形状によってエレメント(歯)を立てたり、寝かしたりして塗るべし。④塗付後、ジッパーを2~3回開閉して馴染ませて完了
※全体に馴染ませるひと手間を惜しむと後悔するべし。
スムーススライダーならペンで書くように潤滑剤を塗れるので、誰でも容易にお手入れすることができると思います。コツはしっかり塗り込むというより、ジッパーのエレメントの部分にサッとなぞり塗りくらいがちょうど良い感じですね。滑らかさが足りなければ、もう一度塗りましょう。
ちょっとした不便を解消して気分アップ
「少し動きが悪いけれど、まぁ使えるからいいか」と思って、放置しがちなのがジッパーのメンテ。それがスムーススライダーなら、ペン立てからペンを取り出す感覚で手軽にお手入れできます。試しに長年愛用しているバッグのジッパーにも塗り込みます。ちょうどジッパーの滑りが悪くて、使う頻度も減っていたところなんですよね。
手強そうなゴツめの金属製ジッパーも、塗ったあとは見違えるようにスムーズに。開閉時引っ掛かりがあり「ザザザ」と滑りが悪かったのが、塗付後は「サササ」と滑らかに変わって思わずにっこり。ちょっと不便と感じていたことが解消されるだけで、その日1日の気分が良くなりました。
ただし、高級品には使いにくいかも
ペンタイプといえども、ジッパーに塗り込んでいくと、どうしてもジッパー周囲の生地に潤滑剤が付いてしまうことがあります。「ろう」が主成分の潤滑剤がゆえ、生地についてしまうと染みになりやすいんですよね。説明書にも「液が付いた場合は、乾いた布でよくこすり取る」と書かれていますが、時間が経ってしまうと取りきれなくなることも。生地やカラーによっては目立つ染みになってしまうので、高級なアウターやバッグには少し使いにくさを感じるかもしれません。
使い切りやすい容量
潤滑剤って1年で数回しか使わないことがほとんどだと思います。それなのにたった1回のために余るのをわかってて買ってしまい、ほとんど残ったまま棚の飾りになってしまうことも。その点、スムーススライダーの10mlなら使い切れそうな容量ですし、何年も眠らせてしまうようなことなく済みそうです。自宅にはいつ買ったかも思い出せないような潤滑剤の大御所がいまして、捨てずにこの有り様……。すっかり無用の長物なのでこの機会に処分しようと思います(笑)。
普段のちょっとした不便をケアをするだけでも、使い心地が大きく変わるんだということに気付かせてくれたモンベルのスムーズスライダー。ジッパーがストレスなく動かせるって、想像以上の快適さです。日常の小さなストレスを減らしてみてはいかがでしょうか。