最近、Googleの次期フラッグシップ機「Pixel 10」シリーズに関する噂が出回っているなかで、価格に関するリーク情報が報じられています。

Android情報メディアAndroid Headlinesの「Googleの計画に詳しい」情報筋によると、Pixel 10シリーズの一部モデルにおいて、Pixel 9シリーズから価格が変更される可能性があるとのことです。それぞれの米国価格は、次のように伝えられています。
- Pixel 10:799ドル(Pixel 9と同価格)
- Pixel 10 Pro:1000ドル(Pixel 9 Proから据え置き)
- Pixel 10 Pro XL:1200ドル(Pixel 9 Pro XLから100ドル値上げ)
- Pixel 10 Pro Fold:1600ドル(Pixel 9 Pro Foldから200ドル値下げ)
特に注目されているのは、次期折りたたみモデル「Pixel 10 Pro Fold」が値下げされるという見通しです。今回の情報筋によると、Googleは今後も折りたたみモデルの価格を引き下げていく方針で、2028年には1500ドル前後まで下がる可能性があるそうです。競合メーカーの折りたたみスマートフォンが値上げを続ける一方で、あえて値下げすることで、折りたたみ市場でのシェア拡大を狙った戦略かもしれません。
かたやPixel 10 Pro XLが1200ドルに値上げという予想は、最近のアップルやサムスンの方針と似た傾向があるため、意外ではないかもしれません。たとえば、iPhone 15 Pro Maxでは128GBモデルが廃止されたことで事実上の価格引き上げとなっており、「標準モデルは据え置き、Proモデルは上昇」という流れが見られます。
また、お手ごろ価格で人気の「Pixel a」シリーズについては、2028年に登場する「Pixel 12a」まで499ドルに据え置かれるとのことです。ここ数年で値上げが続いていたシリーズだけに、この情報が本当であれば、ユーザーにとってはありがたいニュースと言えるでしょう。
ただし今回のリーク情報が事実だったとしても、現在トランプ政権が全世界に向けて関税の引き上げを検討している状況を考えれば、計画が変更を余儀なくされる可能性もあります。スマートフォンの価格が高騰しないことを願いつつ、今後の続報を待ちたいところです。
Source:Android Headlines