文章だけでは見えない、送り手の気持ちを伝えてくれる絵文字。メッセージのやりとりに欠かせない存在になりましたが、その使い方によってナルシストかどうかがわかるそうです。

米オクラホマ州立大学の研究チームは、絵文字の使用と送信者の性格の関連性について調べるため、男性135名、女性145名、その他5名の合計285名の学部生に聞き取り調査を行いました。
特に研究者たちが明らかにしたかったのは、絵文字と「ダーク・トライアド」の関係。これはナルシシズム(過大な自己愛を持つこと)、マキャベリズム(他者を操作して自分の利益を求めること)、サイコパシー(反社会的な言動を取ること)という三つの望ましくない性格特性の総称です。
この調査では、人々の間でよく使われている40個の絵文字を抜粋。そのうち半分はハートや笑顔などのポジティブな意味があり、残りの半分は悲しい顔や怒った顔などのネガティブな意味を持つ物です。
絵文字の使用は五つのグループに分類されました。
- ポジティブな絵文字
- ネガティブな絵文字
- SNSの新しい投稿で使われる絵文字
- SNSの投稿への返信で使われる絵文字
- ショートメッセージ中の絵文字
被験者には、これらの絵文字の使用頻度をそれぞれ5段階で評価してもらいました。被験者の性格特性はアンケートで調べています。
その結果、男性については、絵文字の意味がポジティブでもネガティブでも、絵文字の使用頻度が高いこととナルシシズムの高さに関連性があることがわかりました。女性の場合は、ポジティブとネガティブ両方の絵文字の使用頻度に加えて、SNSでの投稿や返信における絵文字の多さもナルシシズムと関連しているようです。
また男性では、ポジティブとネガティブ両方の絵文字をよく使ったり、SNSの投稿への返信やショートメッセージで絵文字を頻繁に入れたりする人ほど、マキャベリズムのレベルが高くなったそう。
さらに、ポジティブな絵文字をよく使う人は外向性が高いということが男女共通の特徴として判明した一方、男性よりも女性のほうが絵文字の使用頻度が高かったことも明らかになりました。
絵文字の使い方に性格が表れるというのは、なんとなく納得がいくものでしょう。「いつもたくさんの絵文字を使うな」と思う人と出会ったら、どんな性格なのかを推理してみると面白いかもしれません。
【主な参考記事】
Daily Mail. The emojis that could reveal if the sender is a NARCISSIST. April 29 2025
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