アナログゲーム熱が加速しています。5月14日に行われた、アナログゲームイベント「ゲームマーケット」の来場者は1万3000人と、年々参加者が拡大中。ここでは、ゲームマスター・あだち先生が所蔵する膨大な数のコレクションから、まなべるゲームをセレクト。世界中に生息する動物を深く知れる変わり種も紹介していきます!
●ここで紹介している5つのゲームはあだち先生所蔵のもの。Amazonでは在庫切れとなっている可能性もあるので、ご注意ください。
動物の生態がまなべる! 楽しくクイズに答えて動物の知識を身に付ける
ホビージャパン
ファウナ 日本語版
実売価格5400円
対象年齢10歳以上
プレイ人数2~6人
プレイ時間45~60分
世界中にいる動物の体長や体重、尾の長さ、生息地域などを当てるクイズゲーム。世界地図と目盛りが描かれたボード上にコマを置いてクイズに回答し、間違えると没収されます。登場する動物は180種類と豊富で、リアルなイラストで描かれています。
動物の知識だけでなく「想像力」も養える!
「動物の知識だけでなく、想像力も得られます。毛が多いから寒い地域に生息しているのでは、など考えることが大事!」(あだち先生)
動物のイラストがリアルで、クイズで楽しむ図鑑のようなゲーム。親子で遊ぶのにもってこいです。
瞬時の判断力がまなべる!「あるもの探し」と「ないもの探し」を並行
メビウス/ツォッホ
おばけキャッチ:日本語箱
実売価格1796円
対象年齢8歳以上
プレイ人数2~8人
プレイ時間20~30分
白いおばけ、緑のボトル、赤いイス、灰色のねずみ、青い本の5つのコマから、めくったカードに描かれているものを取り合うゲーム。一致するイラストがカードに描かれていないときは、完全に異なる条件のコマを取らなければなりません。
思考の切り替えを判断する能力を訓練
瞬時に思考を切り替える判断力が磨かれます。ルールは簡単ですが、やってみると脳トレのようにとても難しい!」(あだち先生)
ただの瞬発ゲームではなく、思考の「切り替え」がポイント。慣れないうちはお手つきも多発します。
パズル思考がまなべる!試験管内の“劇薬”を指示通りに“配合”する
テンデイズゲームズ・Blue Orange
ドクターエウレカ
(Dr.Eureka)日本語版
実売価格3888円
対象年齢6歳以上
プレイ人数2~4人
プレイ時間約15分
各プレイヤーは、3色の玉(各2個)がランダムに入れられた3本の試験管を渡されます。山札からカードをめくると、玉の並びがお題として描かれており、3本の試験管内に入った玉を入れ替えて絵の通りに並べます。玉に直接手で触れるのはNGです。
手を動かしながら柔軟な思考が求められる
「試験管を逆さにして玉の並びを一致させてもOK。手を動かしながら、慎重に正しい判断を下せるかが勝負のカギです」(あだち先生)
絵の通りに玉を並べるにはどの手順が最適? 様々なやり方を探りながら素早く判断を下していきます。
先を読む力がまなべる!ルートが絶えず変化するフレキシブルな迷路ゲーム
Ravensburger
ラビリンス
実売価格4000円
対象年齢5歳以上
プレイ人数1~4人
プレイ時間20~30分
「宝物」を手に入れながら迷路を探検し、最初に出発点へたどりついたプレイヤーが勝利。ただし、各プレイヤーがターンごとに迷路の状況を変化させるのがポイント。変化を読みながらルートを模索し、同時に相手を邪魔してゴールを目指します。
他のプレイヤーの状況を見ながら変化を読む
「相手が目指す『宝物』の位置を見て、迷路をどう変えたいのかを読むのがキモ。勝つためには邪魔をすることも必要です」(あだち先生)
迷路の1マスを挿入してルートを変えます。ゴールを目指しつつ相手を妨害できるかがポイントです。
戦略性がまなべる!タイルを組み合わせて「役」を作る麻雀風ゲーム
カワダ
ラミィキューブ
実売価格5228円
対象年齢8歳以上
プレイ人数2~4人
プレイ時間約20分
赤、青、黒、橙の4色で1~13の数字が書かれたタイル×2セット&ジョーカー2枚(計106枚)のなかから、各プレイヤーがランダムで14枚を手持ちしてスタート。山からタイルを引きながら、麻雀のように3枚以上の組み合わせを作っていきます。
ルールは麻雀より簡単だが戦略性は高い
「役は『ラン』(色が同じで数字が3枚以上続く)と『グループ』(色が異なり同じ数字が3枚以上)の2つ。麻雀より簡単!」(あだち先生)
場に一度出したタイルでも組み替えられるルールがユニーク。手持ちのタイルを早くなくせば勝ちです。
【解説してくれた人】
ゲームマスターあだち先生
「あだちのYEAH!!!」代表取締役。アナログゲームの素晴らしい世界を多くの人に伝えるための活動を行う。