先日の大規模アップデートにより、ジム周りが大幅にリニューアルされたスマホアプリ「ポケモンGO」。すっかりアプリから離れてしまっていた人も、もう一度始めたくなるようなゲーム性の高い要素が追加され話題となっています。
今回のアップデートでは、ユーザー待望の「レイドバトル」が搭載されました。このレイドバトルとは、複数のトレーナーが集まり、1匹のボスポケモンを撃破する協力プレイのことです。
このレイドバトルが実装された当日は、トレーナーレベルが35以上のヘビーユーザーのみがプレイできる限定されたものでしたが、翌朝にはレベル31以上、その午後にはレベル25以上のトレーナーが参加できるようになりました。今後も段階的に参加できるトレーナーレベルが下がっていき、最終的にはレベル5以上で参加ができるようになる見込みです。
まずはレイドパスをゲット
このレイドバトルに参加するためには、今回のアップデートで新搭載されたジムのポケストップ機能を使い、どのジムでもいいのでレイドパスを入手するところから始めます。レイドパスは1日1枚貰うことができ、手元に1枚以上は持てないようになっています。このチケットがあればレイドバトルに参加することができるようになります。
レイドバトルは、ジムにボスポケモンとなるタマゴが発生すると開始されます。近隣でレイドバトルのタマゴがジムに設置されると、「近くでレイドバトルが始まりそうだ!」と画面に定期的に表示されるので、チェックしましょう。
また、近くにいるポケモンをタップすると、ポケモンとレイドのふたつの表示が現れ、レイドを表示すると、どのジムがレイドバトルを開始しそうなのか、もしくは開始しているのかがわかります。
あとは、レイドバトルが開始されているジムに赴き、バトルをするだけです。ちなみにタマゴの状態だとレイドバトルをすることができず、タマゴの上にある数値が孵化するまでの時間表示になっており、その時間が経過すると、孵化をしてレイドバトルができるようになります。タマゴの色が金色の場合は、星3つと星4つの強めのボスポケモンが出現し、ピンク色の場合は星1つと星2つの弱めのボスポケモンが出現します。
ほかにも細かいことがいろいろありますが、レイドバトルの始め方についてはざっとこんな感じです。
まずはレベルの低いボスで特訓
では、続いて実際にレイドバトルを体験したレポートをお届けしてみたいと思います。
最初にレイドバトルを行ったのは、コイキングのボスポケモンでした。コイキングはボスポケモンといえどやはりコイキングです。最大20人でグループを組んでボスに対することができるレイドバトルですが、たった2人でも余裕で勝つことができました。たぶん、1人でも余裕でしょう。
コイキングを倒したことで、「きんのズリのみ」と「ふしぎなきのみ」をゲットしました。どちらもレイドバトルの勝利の報酬としてしかゲットできないアイテムです。本命のアイテムの「わざマシン」(ポケモンの技を変更できるアイテム)はゲットできませんでしたが、それでも、結構嬉しいもの。また、ボスポケモンを捕まえる専用の白いモンスターボールもいくつかゲットできました。倒したボスポケモンに対して使えるモンスターボールで、ボールの数だけボスポケモンのゲットのチャンスがあります。さすがにコイキングなので1投目でゲットできました。ちなみに、そんなに強いコイキングではありませんでした。
レイドパスは1日1枚なので、次のバトルは翌日に持ち越しです。ちなみにポケコインを使用すればプレミアムレイドパスを購入でき、レイドパスとは別に持つことが可能。したがって、コインさえあれば1日に何回でもレイドバトルに挑戦することができます。
翌日も近場のジムでレイドバトル。今度の相手はマグマラシです。コイキングほど弱くはないですが、クラス的には一番下の星1つなので、これも1人で倒すことができました。アイテムは「ふしぎなアメ」のみゲット。ボスポケモンゲットのチャンスではしっかりとマグマラシをゲットしました。
強力なボスには大人数で挑もう
いよいよレイドバトルのやり方もわかってきたので、今度は人が集まっていそうな場所に行って、星3つ以上のボスポケモンとレイドバトルに挑戦しました。
まずは公園に出かけ、星4つのタマゴを発見。孵化するとサイドンが出現しました。30000超えのCPに尻込みしつつも、今回は仲間が居るので、余裕を見せていたのですが、結果は倒しきれず。
一緒に戦ってくれたトレーナーは最大で5人いたのですが、それでもサイドンのHPの半分ちょっとを削る程度だったので、3分間制限時間で倒すにはさすがに人数不足と判断しました。サイドン自体にレイドパスの効果が持続しているので、タイムアップになっても、再挑戦できるのですが、どのみち人が増えない限りは、時間内には倒せそうにない感じです。ちなみに、タイムアップ前に全滅したり、降参したりすると、ボスポケモンのHPが減った状態で再挑戦できます。しかし、減った分の時間は戻らないので、ボスポケモンの攻撃力が高く、HPが低い場合には有効ですが、HPが高く倒しきれない場合はどうしようもありません。
ちょっと消化不良気味だったので、今度は駅前のマクドナルドへ移動。ここでも星4つのタマゴが設置されていたので、リベンジです。ここ数日のジム防衛によりポケコインがそこそこ貰えていたので、ここはプレミアムレイドパスを購入して挑戦してみました。
孵化したのはバンギラス。先程のサイドンよりもCPが高い強敵です。今回も人数不足によって倒しきれない可能性を感じつつも、バトルの準備を開始。なんと、10人のトレーナーが集まっており、いけそうな感じです。
バトルがスタートすると、バンギラスのHPがみるみる減っていくのがわかります。サイドンの時とは大違い。2匹のポケモンが倒されたものの、かなり時間を余しての勝利となりました。星4つのボスポケモンを倒したので報酬も期待したのですが、今回も残念ながら「わざマシン」は出ませんでした。
しかも、その後のバンギラスゲットのチャレンジも失敗。ここぞとばかりにこれまでのレイドバトルでゲットした「きんのズリのみ」を使ってみましたが、輪の色は赤のままという強さ。ボールから抜け出しまくるうえ、そもそも動きが活発でボールを避けたり跳ね返したりと、あっという間にボールを消費してしまい、結局逃げられてしまいました。勝つには勝ったんですが、ちょっとスッキリしない結末に……
バトルに参加するトレーナーのレベルや、どれだけポケモンを育成しているのか、ボスポケモンに対抗できるポケモンをしっかりと選べているのかなど、ボスポケモンを倒すための要素は多々ありますが、やはり効果的なのはレイドバトルの参加人数ですね。それなりのレベルでそれなりのポケモンしか居なくても、数が居ればなんとかなりそう。まさに「戦いは数だよ、兄貴!」といったところでしょうか。
レイドパスは毎日もらえるので、ガンガン参加してみましょう。最初は人が集まりそうな場所で、星1つか2つのボスポケモンを狙い、「ふしぎなアメ」や「きんのズリのみ」の獲得を目指すのが無難です。慣れてきたら、金色のタマゴを狙って星4つのボスポケモンに挑戦してみましょう。もしくは、地元のポケモンコミュニティに入って、示し合わせた上で、ボスポケモンを攻略するという手もありますよ。ぜひ挑戦してみて下さい!