お金が欲しい。
金持ちが必ずしも幸せではないとは思うけれど、やっぱりお金はあるに越したことはない。少ないよりも、多い方がいいに決まってる。
少しでもお金を増やすには、いろいろな手段がある。まずは、出費を減らすこと。つまり節約である。無駄な出費を少しでも減らしていくことで、手元に残るお金を増やす。でもこれは、なかなか大変。無駄な出費を削りきったら、もうそれ以上打つ手が無い。
そうなると、収入を増やす、これしかない。すでに仕事をもっている人や子育て中の主婦でもできるような、家に居ながらにしてちょっと小銭が稼げる副収入の方法ってないだろうか?
ネットを使ってお小遣い稼ぎ
ちょっと「副収入 在宅」と検索するだけで、様々な手段がヒットする。まずは「FX」。「外国為替証拠金取引」のことで、日本円とドルやユーロなど外国通貨を交換・売買し、利益を得るというもの。これは4000円程度からスタートできるので、初心者でも簡単に始めやすい。24時間取り引きができるのも、魅力のひとつ。
続いて「アフェリエイト」。自分のブログやホームページで商品の紹介などをして広告やリンクを貼り、そこからアクセスして商品が購入されると、報酬が得られるというもの。誰でも気軽に始められるが、ブログにある程度のページビューがないと、当然のことながら報酬も上がらない。
ネットビジネスではないけれど、「覆面調査(ミステリーショッパー)」も小銭稼ぎにはなる方法のひとつ。一般の客になりすまして指定されたお店を利用し、接客態度や商品の質、店舗の清掃状態などを細かくチェックして、レポートするというもの。飲食店で行う場合、飲食代込みで数千円が支払われることが多く、厳密な報酬額はさほど高くないが、食費を浮かせられると考えれば、悪くはない。以前、宅配ピザ店の覆面調査を数回行ったことがあるが、月に1度、タダでピザが食べられたのは嬉しかった。
何か他に、もっと稼げる方法はないものかと探していたら、「Amazon輸出」なるものに出会った。Amazonといえば、言わずと知れた世界最大のオンラインストア。でもAmazonって、買い物をする場所じゃないの?というあなた。最近では、Amazonを使った輸出ビジネスがあるんですって!
Amazon輸出ってなに?
Amazon輸出とは、簡単にいうと「Amazonを利用して、海外で人気がある日本製品を安く仕入れ、海外の人に高く販売する」というもの。なんだか簡単そうな気もするし、難しそうな気もする。さて、どうやって始めたらいいのだろうか。そこで、佐々木惇氏の『現役トップセラーが教えるAmazon輸出の教科書』(ぱる出版・刊)を手引きに、その方法を見ていこう。
Amazon輸出を始めるために準備するものは、「クレジットカード、電話番号と住所、海外の銀行口座」これだけ。海外の銀行口座をレンタルできるサービスを行っている会社もあるので、そうしたものを利用すると気軽に口座が開ける。(ちなみに、佐々木氏がオススメしているのは、ペイオニアという会社)これらの準備が整ったら、Amazonの販売者(セラー)登録をして、いざAmazon輸出スタート!
何が高く売れそうか、リサーチしてみよう
いざ始めるにあたり、肝心なのはどんな商品をセレクトするか。これに尽きる。売れ筋の商品であり、なおかつ利益がとれるものを、的確に見極めていく必要がある。日本製品は「Made in Japan」、「Japan Quality」と称され、非常に高品質なイメージを持たれているので、そうした日本製品の強みをいかした商品セレクトをすると、より利益アップに繋がるのだそう。例えば、本書の中で佐々木氏が例として挙げているのは、海外でも人気が高い「フィギュア」。日本のアニメは世界中にファンがいて、コスプレ愛好者も非常に多い。精巧で、デザイン面でもクオリティが高いフォギュアは、限定品も度々販売されるため、確実に海外での需要が見込めるのだという。意外なところでは、「弁当箱」。外国で健康ブームが長く続いており、「弁当箱専門店」などもオープンしているのだとか。
その他、日本製品の強みという点で、家電製品やゲーム、DVDなども、利益が上がりやすい。文房具、日本製のコスメ用品や美容グッズ、ベビー用品なども、質が良いと海外で評価が高いので、チェックすべし。
月10万の副収入も夢じゃない?
詳しい商品リサーチの方法、出品と価格設定、在庫確保の考え方と実践法、そしてさらに売上を伸ばす秘訣まで、『現役トップセラーが教えるAmazon輸出の教科書』にはすべてのノウハウと考え方が詰まっている。何より著者の佐々木氏は、副業からAmazon輸出を始めて1年目で、年商4500万円を稼いだという超ツワモノ。彼が講師なら心強い。実際、本書を読み込んで忠実に実践すれば、月に10万はたやすく稼げるようになるのだとか! 自分が売れると見極めて仕入れた商品が、予想通り売れていくのは実に気分がいい。まずは月に数万の利益を見込んで、Amazon輸出に挑戦してみてはいかがだろうか?
(文・水谷 花楓)
【文献紹介】
現役トップセラーが教えるAmazon輸出の教科書
著者:佐々木惇
出版社:ぱる出版
円安を追い風に「Amazon輸出」を副業にして稼いでる人が増えています。とはいえ、誰でもかんたんに始められる割に、月収10万円以上稼いでいる人は極少数なのが現実です。10万円の壁を超えるには、「ビジネスモデル」を持たなければ不可能です。本書は副業として始めて1年目で年商4500万円を稼いだ著者が初めて明かした実践ノウハウ書です。