テレビがココロを持ち、音声であいさつしてくれたり、おすすめの番組情報を教えてくれる……そんな夢のような技術を搭載した新アクオスシリーズが発表されました。シャープは、HDR映像に対応した独自の高画質技術を採用する4K液晶テレビ「アクオス」3ライン7機種と、AI搭載ネットワークプレーヤー「ココロビジョンプレーヤー」を6月より順次発売します。
4K液晶テレビの価格（税抜）は、直下型LED採用の55型「LC-55XD45」が43万円前後。エッジ型LED採用の「US40」シリーズ60型「LC-60US40」が35万円前後、55型「LC-55US40」が30万円前後、50型「LC-50US40」が25万円前後。エントリー向けに機能を抑えた「U40」シリーズの55型「LC-55U40」が26万円前後、50型「LC-50U40」が20万円前後、40型「LC-40U40」が16万5000円前後。発売日は、LC-55XD45のみ6月10日で、それ以外はすべて6月25日。
ココロビジョンプレーヤーは6月10日発売で、予想価格（税抜）は2万円前後となります。
家電にココロを吹き込むプロジェクト第2弾となるモデル
新アクオスシリーズは、同社の「ココロプロジェクト」第2弾となるモデル。ココロプロジェクトとは、シャープ独自のAIインタフェース「ココロエンジン」によって、家電にココロを吹き込もうとするもの。人工知能やセンシング技術、音声認識技術などを使って、生活環境や使用状況、人の気持ちを察知し、声や文字によって、使い方や状況に合ったアドバイスなどを教えてくれます。 先日発表されたロボット型携帯電話「ロボホン」も、同プロジェクトの製品です。
4K/HDR映像を美しく表現する独自技術を搭載
3ラインに共通する機能として、高いコントラストの映像を楽しめるHDR映像に対応し、解像度や色域、輝度をコントロースする画像処理回路「AQUOS 4K-Master Engine PRO II」を搭載。4K映像はもちろん、フルHD映像も4K相当にアップコンバートして表示します。また、豊かな色を表現する広色域技術「リッチカラーテクノロジー」を搭載。液晶パネルには、外光の反射を抑え、艶やかな黒を表現できる低反射「N-Blackパネル」を採用しています（XD45、US40シリーズのみ、U40シリーズは「4K低反射パネル」）。
XD45とUS40シリーズは、消費電力を抑えながら画面輝度を同社従来機種比で15%以上高める高効率・高輝度技術「リッチブライトネス」を搭載。XD45のみ、画面エリアごとにLEDバックライトの輝度制御を行う「メガコントラスト（ダイナミック拡張）」技術も備えています。
さらに、オンキヨー株式会社との共同開発による高音質設計を採用。XD45は、画面左右に3ウェイ10スピーカーの「AROUND SPEAKER SYSTEM」を備え、臨場感のあるサウンドを実現、US40/U40シリーズはオンキヨー製の新開発スピーカーを採用しています。また、US40/U40シリーズは、視聴位置に合わせて画面角度を左右に調整できるスイーベルスタンドも備えています。
テレビにココロを与える「ココロビジョンプレーヤー」
ココロビジョンプレーヤーは、AI（人工知能）を搭載し、独自のクラウドサービス「COCORO VISION」と連携して、様々な機能を利用できるAndroid TV搭載のネットワークプレーヤー。
人感センサーを装備しており、人が近付くと自動でテレビを起動し、音声でおすすめのコンテンツを教えてくれます。専用リモコンのマイクに話しかければ、テレビ番組やレコーダーに録画した番組、ネットコンテンツなどを検索可能です。
あわせて、ココロビジョンプレーヤーなどから利用できる、動画配信サービス「COCORO VIDEO」も提供開始します。コンテンツは「ビデオマーケット」から提供され、映画やアニメ、ドラマなど13万本以上を用意。料金は、月額540円で毎月付与される540ポイントから好きな作品を選んで楽しめる「プレミアムコース」と、月額1058円でプレミアムコースの内容に加え、約1万5000本の作品が見放題となる「プレミアム&見放題コース」の2種類。
NHKオンデマンドのコンテンツが視聴できる「NHKオンデマンド 見逃し見放題パック」「NHKオンデマンド 特選見放題パック」（各945円/月）も用意します。
【URL】
シャープ http://www.sharp.co.jp/
アクオス http://www.sharp.co.jp/aquos/